え、もう臨床試験なの? 脳コンピューターインターフェース

結構前にイーロン・マスクが、脳に電極刺して直接AIとつなぐシステムを研究中ってのみて、SFみたいなことやってんなぁって思ってたら、別の会社も同じこと研究しててしかもこっちは臨床試験の許可までもらっちゃったって話。

米食品医薬品局(FDA)が、埋込型の脳コンピューターインターフェース(BCI)の臨床試験に許可を出しました。

この脳コンピューターインターフェース"Stentrode"を開発するSynchron社は、今年後半にもニューヨークにあるマウントサイナイ病院で6人の被験者を対象として、早期実現可能性を確かめる試験をに開始する予定です。

へーもうすぐ臨床試験なのか、すごいなーって記事読んでたら、

Synchronはオーストラリアにおいては、米国に先駆けてStentrodeの臨床試験をすでに始めています。こちらでは4人の患者にこのデバイスをインプラントしており、「脳の運動野から電極を通じてデータを転送し、デジタル機器を制御する」ことができるのを確認しています。

ええ!もうやってんのかい!
そうか、国によってこの辺のやっていいよの基準は違うからね。
先進的な国ほど早く許可がおりるのかな。

記事内のリンク先には実際にこのデバイスで操作してる様子が動画で見れるから興味ある人は見てみて。


いや~時代の流れってのは思ってるより早いようで。
この様子だと割と早い段階で、身体に障害を負っても、脳が無事ならコンピューター操作は大丈夫って感じになりそうだよね。

んで、応用すればロボット制御の義手や義足とかそういうパーツとも連動できるわけで、健常者と遜色なく動ける状態になったりね。

さらには、たしかイーロン・マスクはこの技術をAIへの対抗措置、というか高度AI時代に人間が置いてけぼりにならないように人間を強化したい、みたいな文脈で話してた気がするから、普通の人の能力引き上げにも使われていくのかな。

自分の足だとせいぜい時速40km程度の人類が、車などの乗り物で桁違いの速さを手に入れたように、このデバイスで同じく飛躍的な処理能力を手に入れるわけだ。

そういえば、この技術とは別アプローチなのかな?
なんだか脳波タイピングなるものの速さを競ってるって話もあって。

参加者は頭にセンサーを満載した「特殊設備」をかぶり、全身を集中させコンピューター画面の前に座った。体を全く動かすことなく、心の中で文字を念ずるだけで、画面上に文字を映し出す――これがうわさの「念力タイピング」だ。

なんかこっちのほうが装着するだけだから安全面の課題が少なそうで、一般には早く降りてきそうな気がするね。

記事にもあったけどこういうの適正とか才能みたいなのもありそうだ。
うまく操作できる人とできない人。

みなさん、おじいちゃんおばあちゃんがスマホやパソコンのマウスをうまく動かせないのを、「こんな簡単なこともできないの?」なんて言ってませんか?

もしかしたら自分たちが年寄りになった時はこういう脳デバイスをうまく動かせなくてその時の若者たちに、「脳波タイピングもできないなんてこれだから年寄りは」って笑われちゃうかもしれませんね。


なんにしても新しいデバイスの登場はわくわくする。
使えるようになったら試してみたいもんだ。


p.s.

脳波で操作ってのみてこれ思い出しちゃった。
もう12年も前になるんですね。
当時も笑ったけど、見返してまた笑っちゃった。


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