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GoogleBardにChatGPTと同じ質問してみた:AI業界分析編

2023年5月11日、ChatGPTの対抗馬である生成系AI「GoogleBard」日本語版がリリースされました!!
CahtGPTが2021年までWEB上のデータでトレーニングされており、それ以降の情報は回答ができないことに対して、GoogleBardはWEB上の最新情報を元に学習しているので、業界分析・企業分析にも使えそうで期待大です!

以下リンクよりGoogleBardにログインできます。

■GoogleBardとChatGPTの違いは?

ChatGPTとGoogleBardはどちらも大規模な言語モデルであり、テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答を行うことができます。ただし、いくつかの重要な違いがあります。

■GoogleBardはChatGPTよりも新しいモデルであり、より多くのデータでトレーニングされています。これにより、GoogleBardはより包括的かつ有益な回答を生成することができます。また、GoogleBardはChatGPTよりも創造的なテキストを生成することができます。

■ChatGPTはGoogleBardよりも人気のあるモデルであり、より多くの機能を備えています。たとえば、ChatGPTは、GoogleBardがサポートしていない、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツを生成できます。また、ChatGPTはGoogleBardよりも多くの言語をサポートしています。

全体として、GoogleBardとChatGPTはどちらも優れた大規模な言語モデルです。ただし、GoogleBardはより強力で創造的なモデルです。

GoogleBardより

■その他、2023年5月時点の違いは、
・CahtGPTが2021年までWEB上のデータでトレーニングされており、それ以降の情報は回答ができないことに対して、GoogleBardはWEB上の最新情報を元に学習している。
・質問数上限なし
・GoogleBardは、GmailやGoogleドキュメントへのコピー機能が便利
・URLを貼付て要約させることができる
回答の精度については、これから様々な検証がされると思いますので、現時点でどちらが優れているとは言えないと思います。

先日ChatGPTを使って書いた記事をGoogleBardで試してみました。

■AI産業の定義を教えて

AI産業とは、人工知能(AI)の研究開発、製造、販売、およびサービス提供を目的とする産業です。AIは、機械学習やディープラーニングなどの技術を使用して、データから学習し、人間のようにタスクを実行することができます。AIは、自動運転車から金融取引まで、さまざまな分野で利用されています。

AI産業は急成長している産業であり、今後数年間でさらに成長すると予想されています。これは、AIの技術が向上し、AIがより多くの分野で利用可能になるためです。AI産業は、さまざまな分野で大きな変化をもたらす可能性があり、今後数年間で注目すべき産業の一つです。

GogleBardより

■AI産業の今後10年間の成長率は?

専門家は、AI産業が今後10年間で20%以上の成長率を達成すると予測しています。これは、AIが多くの業界でますます使用されるようになるためです。たとえば、AIは、製造、ヘルスケア、金融など、さまざまな業界で効率と生産性の向上に使用されています。また、自動運転車や音声アシスタントなど、新しい製品やサービスの開発にも使用されています。

AI産業の成長は、AIの技術の向上によっても推進されています。最近の進歩により、AIはより複雑なタスクを実行できるようになり、より多くのデータでトレーニングできるようになりました。これにより、AIはより強力で有用なものになっています。

全体として、AI産業は今後10年間で急成長する可能性があります。 AIは多くの業界でますます使用されるようになり、新しい製品やサービスの開発にも使用される可能性があります。 AIの技術の向上も、AI産業の成長を推進するでしょう

GooelgBardより

世界のAI市場規模は2027年にはどの程度になる?

インフォマティブ・マーケット・リサーチによると、世界の人工知能(AI)市場は2022年に869億米ドルと推定され、2027年までに4,070億米ドル(52兆円)に達すると予測されています。これは、2022年から2027年のCAGR(複合年成長率)が36.2%になると予想されています。

この成長は、AIテクノロジーの進歩、AIソリューションの需要の高まり、AIテクノロジーの採用拡大など、いくつかの要因によって推進されています。さらに、AIテクノロジーは、ヘルスケア、金融サービス、製造、小売、ロジスティクスなど、さまざまな業界で使用されています。

GoogleBardより

前回ChatGPTは市場規模約29兆円の回答、、この辺は専門家によって色々な予測があるので、年間の成長率が20%~30%って考えておけば無難かな。

■では、日本のAI産業の市場規模を教えて

日本のAI産業の市場規模は、2021年の2,771億9,000万円ら2026年には8,120億9,900万円に達すると予測されています。これは、2021年から2026年のCAGR(複合年成長率)が24.0%になると予想されています。

この成長は、AIテクノロジーの進歩、AIソリューションの需要の高まり、AIテクノロジーの採用拡大など、いくつかの要因によって推進されています。さらに、AIテクノロジーは、製造、ヘルスケア、金融サービス、小売、ロジスティクスなど、さまざまな業界で使用されています。

GoogleBardより

これもAIを活用した産業全体なのか、AIプレーヤーが稼ぎ出す金額なのか、の切り口によって見方は変わってくるので、金額より成長率は参考になりましょう。

■世界のAI産業の主要なプレイヤーはどこ

世界のAI市場には多くのプレーヤーがいますが、その中でも最も注目すべき企業には次のようなものがあります。
1.Google
2.Microsoft
3.Amazon
4.IBM
5.Baidu
6.Alibaba
7.Tencent
8.Nvidia
9.OpenAI
10.DeepMind

これらの企業は、AIテクノロジーの開発と革新に多額の投資を行っており、AIソリューションの主要なプロバイダーとなっています。また、ヘルスケア、金融サービス、製造、小売、ロジスティクスなど、さまざまな業界でAIテクノロジーの採用を促進することにも積極的です。

GoogleBardより

■日本のAI産業の主要なプレーヤーはどこ?

日本のAI産業の主要なプレーヤーはたくさんありますが、その中でも最も注目すべき企業には次のようなものがあります。
1.Preferred Networks(プリファードネットワークス)
 Preferred Networksは、東京に本社を置くAIベンチャー企業です。画像認識や自然言語処理などのAI技術を開発し、金融サービス、製造、小売など、さまざまな業界にソリューションを提供しています。
2.ソニー
 ソニーは、日本の電機メーカーです。画像認識や自然言語処理などのAI技術を開発し、自動運転車やロボットなど、さまざまな分野にソリューションを提供しています。
3.日立製作所
 日立製作所は、日本の総合電機メーカーです。画像認識や自然言語処理などのAI技術を開発し、製造、エネルギー、インフラストラクチャなど、さまざまな分野にソリューションを提供しています。
4.パナソニック
 パナソニックは、日本の電機メーカーです。画像認識や自然言語処理などのAI技術を開発し、家電、自動車、エネルギーなど、さまざまな分野にソリューションを提供しています。
5.ソフトバンク
 ソフトバンクは、日本の通信会社です。画像認識や自然言語処理などのAI技術を開発し、ヘルスケア、金融サービス、小売など、さまざまな分野にソリューションを提供しています。
これらの企業は、AIテクノロジーの開発と革新に多額の投資を行っており、AIソリューションの主要なプロバイダーとなっています。また、ヘルスケア、金融サービス、製造、小売、ロジスティクスなど、さまざまな業界でAIテクノロジーの採用を促進することにも積極的です。

GoogleBardより

CahtGPTが上げてたトヨタ自動車とAIベンチャーの雄「PKSHA Technology」が出てこなかったのがちょっと残念。

■日本のAI産業は世界の競争に勝てる?

日本のAI産業は、世界でトップクラスの技術力と研究開発力を備えています。また、優秀なAI人材も多く、AI関連のスタートアップ企業も数多く存在しています。これらの強みを活かせば、日本のAI産業は世界の競争に勝つことができると期待されています。

しかし、日本のAI産業が世界の競争に勝つためには、いくつかの課題を克服する必要があります。その課題の一つは、AI技術の社会実装の遅れです。日本の企業はAI技術の開発に力を入れていますが、その技術を実際のビジネスに活用する企業は少ないのが現状です。もう一つの課題は、AI人材の不足です。日本のAI産業では、優秀なAI人材の需要が高まっていますが、供給が追いついていません。これらの課題を克服できれば、日本のAI産業は世界の競争に勝つことができると期待できます。

GoogleBardより

むむむ、、なかなか示唆に富んだ回答。
これはその通りで、日本企業で「投資が無駄になるかもしれないけどとにかくやってみよう」という実装にチャレンジしている会社は多くない印象です。ましてや官公庁なんか全然無いイメージです。

チャレンジの数=失敗の数、チャレンジの数だけ成長するので。

■日本のAI産業は、世界でトップクラスの技術力と研究開発力を持っている要因は?

日本のAI産業が世界でトップクラスの技術力と研究開発力を持っている要因はいくつかあります。
1.日本の政府の支援:
日本の政府はAI産業に積極的に支援を行っています。2019年には「AI戦略」を策定し、AI産業の育成と発展を推進しています。また、AI関連の研究開発に補助金や助成金を提供しています。
2.日本の企業の取り組み:
日本の企業もAI技術の開発に積極的に取り組んでいます。ソニー、日立製作所、パナソニックなど、多くの大企業がAI技術の開発を行っています。また、Preferred Networks、Preferred Infrastructureなど、AI関連のスタートアップ企業も数多く存在しています。
3.優秀なAI人材:
日本には優秀なAI人材が数多くいます。2020年の調査によると、日本のAI人材は世界第3位にランクされています。また、日本の大学ではAI関連の研究が盛んで、多くの優秀なAI人材が輩出されています。
4.豊富なデータ:
日本は人口が多く、豊富なデータを保有しています。このデータは、AI技術の開発に貴重なリソースとなります。
これらの要因により、日本のAI産業は世界でトップクラスの技術力と研究開発力を持っていると言えます。

GoogleBardより

GoogleBardさんはプリファードネットワークスが好きだね。
できれば上場企業の中からピックアップしてほしいよ。。
「豊富なデータ」は確かにその通りで、人口1億人を超える日本は先進国の中ではトップクラスに人口多いですもんね。人口もデータも豊富、官公庁とかのデータの公開が遅れている印象か。

■日本のAI産業の成長において、日本語という言語が壁にならない?

日本のAI産業は世界でも有数の成長を遂げており、2025年には15兆円規模に達すると予測されています。しかし、日本のAI産業には、日本語という言語が成長の壁となっているという指摘もあります。
日本語は、他の言語に比べて複雑で多義的な言語です。そのため、日本語のテキストや音声をAIで処理するのは、他の言語よりも困難です。また、日本語のAI人材も不足しています。
これらの課題を克服するためには、日本語のAI技術の開発や、日本語のAI人材の育成が重要です。また、政府や企業が連携して、日本のAI産業の成長を支援していくことも必要です。

しかし、日本語という言語が成長の壁となるという見方には、異論もあります。日本語は、他の言語に比べて、感情やニュアンスを伝えやすい言語です。そのため、日本語のAI技術は、自然言語処理や機械翻訳などの分野で、高い性能を発揮する可能性があります。

また、日本語のAI人材は、世界でも高いレベルの教育を受けています。そのため、日本語のAI人材は、世界に通用する技術を開発する可能性が高いです。

日本のAI産業は、日本語という言語の課題を克服し、世界でトップクラスの産業に成長していく可能性を秘めています。

GoogleBardより

■まとめ

今回、ChatGPTとGoogleBardで前回と同じような質問をした結果は、
細かなデータや表現の違いがありましたが、致命的に異なる結果とはならなかったです。
GoogleBardのリリース当初、「間違った回答された」と酷評されましたが、改善されたのか、今回利用した感じでは、CahtGPTと同等程度の精度だと思います。

どちらも「WEB上の情報」からトレーニングしているため、同じような表現や回答になりますが、データの鮮度がGoogleBardの方が新しいため、一般ユーザーの利用ではGoogleBardのほうが好ましい気もします。

市場を真っ二つにする二大AIですが、すでにChatGPTはBingに搭載されたり、近々MicrosoftOfficeに搭載されるなど、実装が進むChatGPTが一歩リードしていますが、「最新情報を駆使した調査」にはGoogleBardも十分利用価値があると思います。


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