映画ライターを始めて得た気付き
私を映画ライターに導いた「気づき」
音楽大学に通っていた頃の私は、24歳の自分が映画ライターになっているだなんて微塵も思わないだろう。
あの頃の私は「せっかく音大卒なのだから、音楽に関わる仕事に就くべきだ」という固定観念に取り憑かれ、楽器店に就職した。
配属部署はピアノの販売営業。
ここまではライターになる予兆すらない。
入社から2カ月経った頃に転機は訪れる。
店舗のInstagram更新業務を任されるようになったのだ。
そこで得た「自分は書く仕事が好きである」という気づ