強迫性障害で危険なサインに気付いたときの話


閲覧ありがとうございます、kalaです。
今回はタイトル通り、私が強迫性障害で危険だと感じたサインについてお話しようと思います。

強迫性障害とはどんな症状か・自分が強迫性障害か判断する内容ではなく、ちょっとコラムです。
なので、同じく強迫性障害に悩める人が軽く読み進めるのをおすすめします。

強迫性障害で悩む人の対処法についての記事はこちらです↓




筆者が体験した強迫性障害の危険なサイン


そもそも、私が強迫性障害になって感じた危険なサインとは不安要素が増える予兆です。
結構見逃している人も多いと思うので、まずはその予兆を感じた経緯について紹介していきますね。


ちょっとした日課をこなしてただけなのに……

全ての始まりは、日課であるストレッチをしていたときのことです。
最初は自身の姿勢の悪さを治すため、私はストレッチを始めました。

しかし、いくら自身の意思で始めたといっても、最初は億劫なものです。
そんな中でもストレッチを続け、2ヶ月が経った頃の話でした。

その日は少しばかり立て込んでいて、ストレッチをする時間すら惜しいといったスケジュールだったんです。
このとき私はイライラしており、「なんでストレッチ程度出来ないわけ!?」と何故か怒っていました。

ちなみにこのようなことは何度か続き、その度私はイライラしているという事態に。
そんなとき、私はあることを思い出しました。

それが、強迫性障害になる前によくあったイラつきです。

ここでようやく私は、「まさか儀式的行為をしかけたのか……?」と気付いたのです。


儀式的行為とは?

恐らく、強迫性障害になって間もない方には儀式的行為というものがどんなものか知らない人もいると思います。

なので、簡単に儀式的行為について解説しておきます。

儀式的行為とは、決まった時間になにかをこなさなければ不安に襲われるといった症状です。

自主的なルーティーンとは違い、日課をこなさないと悪いことが起きるといった不安や妄想を感じるのが特徴といわれています。


イライラがあるかどうかで分かる強迫性障害の予兆

話を元に戻しますが、私はこの儀式的行為で強迫性障害の悪化を疑いました。

儀式的行為をしないことで現れるこの不安は、強迫性障害になる前にちょっとしたサインだからです。

また、このサインは不安だけではなくイライラによって出てくることも少なくありません。

強迫性障害の症例の1つには、異様なまでのイライラを覚えることがあります。

不安とイライラは結構深く結びついているので、イライラがあるかどうかでこうして判別することは十分可能です。


サインを感じたときはどうすればいいの?


思った以上に、強迫性障害になりかけの状態というのは分かりにくいものです。
では、その危険なサインを感じたときはどうすればいいか、その対処法を見ていきましょう。


結論:抗う術はない

とても残酷なことをいいますが、結論からいうと対処法はありません。

こんな症状があった場合は、心療内科を受診するというのが正解です。
何故なら、ここまで来てしまうと自分自身でのコントロールは困難になってくるからです。

軽度であれば、暴露療法や認知的療法で改善出来る可能性はあります。

ただ、強迫性障害はストレスによって発症することがほとんどです。
無理して暴露療法を行って、ストレスや負担がまた増えた場合、状態は悪化する可能性も否めません。


個人で出来る対処の一例

私自身も強迫性障害と診断されてすぐ、暴露療法をやってみましたが、まぁ簡単に病状は改善されません。

それだけ難解なため、個人で出来る対処というものは焼石に水です。

今現在、異様なイライラを抱えている・不必要だと思うのに不安を抑えられない人は病院を受診することをおすすめします。

ですが、既に強迫性障害の治療を受けている人であれば、なんとなく自分が不安を覚える瞬間や不安の波は分かると思います。

それを踏まえた上で、私が行っている対処法を紹介します。

その対処法というのが、「必殺・自我潰し」です。

この「必殺・自我潰し」がどんなものかというと、文字通り自我を誤魔化すことです。

例えば、強迫性障害の人は不安でいっぱいなときはなにもしていない・なにも手付かずになってしまうという状況に陥りがちです。

特に前者は見落としがちで、不安なときに布団などに入ってしまうと逆に不安感は増してしまいます。

なにも手に付かないというのはとても辛いのですが、あえてここで後少し頑張ってみるということをすると、意外と不安の波は落ち着いていきます。

例えばですが、私の場合はヘッドフォンを付けた状態で音楽などを聞いたりして、なにも考えない様に誤魔化しています。

ただ音楽を聴くのではなく、歌詞やメロディーなどに集中するとより効果があります。他にも、簡単な裁縫などもおすすめですね。

無論、頑張るのは無理という人はいますし、そこまで酷いのならば1度医師への相談をおすすめします。
人の気合いというのにも限界はありますし、その気合いのせいで悪化したら元も子もないので。


まとめ


今回は意外と見落としがちな盲点を紹介しましたが、中には違う形で強迫性障害の発作がくる人もいます。

私自身、ストレッチが出来ないイラつきに気づいてからは、瞑想を挟んだりなどして上手く付き合っています。

一時期は「不安を感じないぐらいに予定を詰め込めばいいのでは?」と余計に悪化するようなことをしましたが、見事悪化しかしませんでした。

なので、不安を感じさせないための創意工夫は自分で持っていた方がいいです。

強迫性障害はすぐに治るようなものではないので、発症すると大分長い付き合いになってしまいます。

とても辛いですが、そんな中でも上手く付き合っていけるよう緩和法はいくつか持っておくと楽になりやすくなります。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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