簡単なデータでターゲットを絞る。DtoCマーケティング
さて前回はいわゆる定性的なアプローチでターゲットを絞り込みました。
今回の
第3章【ターゲット編③】DtoCマーケティング
では、定量的なアプローチからターゲットを絞っていきます。
まずはデータの準備です。なるべく簡単なやり方を解説します。
1.データ準備編
購入者や会員の方には、例えば年齢や性別など、さまざまなデータが紐づいたり、紐づけられることが一般的です。
今回はまず
①購入者のID(=顧客IDとします)
②購入金額
③購入回数
というシンプルなデータを中心に扱います。②と③の定義については後ほど解説します。
なお、多くの顧客IDが存在し、処理に時間がかかる場合は、例えば、全員ではなく、2,000人程度でもかまいません。ただ、その際、必ずランダムで抽出するようにしましょう。
さて、②と③の定義の解説になりますが、本当の理想は、会員になった時点または最初に購入した時点からこれまで購入した累計になります。つまり、②はライフタイムバリュー=LTVということになります。自社の商品やサービスに対して、いくらお金をかけていただけるか、それを観点にしながらお客様を絞っていきたいのです。
ただ、ここに実は大きな躓きポイントがありまして、会員になった時点または最初に購入した時点はお客様それぞれ異なります。
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