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【おしまいnote】3_元ネタおよびリスペクト作品は?

リング(小説版)
神童ノ哥の対抗心から「おしまいのーと。」の構想が浮かんだと言いましたが、それと前後して「リング」の小説版を読んでいました。
「リング」の小説は最恐です。
映画じゃない、小説です。
貞子の正体を探る物語から始まり、その映像化不可能な真実が強烈。次の「らせん」では医学的なアプローチが、さらに「ループ」では科学的なとんでも展開が――
難解でうまく簡潔に説明できませんが、このリングの小説こそ自分の思う新しいホラーだと感じて、これをもとにしたホラーを考えておりました。
「おしまいのーと。」のリョウも単純な幽霊ではなく、科学で説明できる幽霊として、「電磁波でできた人工知能⇒コネクトーム(脳の神経回路)体」という設定になってます。さらに量子力学的な、多世界解釈の設定を用い「ゲームであってゲームじゃない」複数の可能性が存在することが“あたりまえ”の世界にしています。そこらへんは「シュタインズゲート」と「ニーアオートマタ」に影響受けていますね。

ホタルノニッキ
このゲーム知ってます?
日本一ソフトウェアの「夜廻」はホラーゲームで有名ですが、それと似た絵柄の、LIMBOやINSIDEに似た横スクロールのホラーアクションです。ホラーというより、世界観は文明崩壊後の世界観ですが。とある廃工場で眠っていた小さなカワイイ女の子をタッチパネルで操作して導くんですが、ノコギリ刃で切られたり、プレス機でプレスされると可愛い女の子が…………となかなかシビアなゲームとなってます。
アクションやビジュアルも素敵ですが、このゲーム、ストーリーも素晴らしく、ストーリーは文章で説明されないんですが、ステージの要所要所に光る双葉があり、それに触れると女の子の過去が断片的に明かされていくんです。さすがコンシューマゲームといったところで、メインとなるアクションの邪魔にならず、断片的になることで冗長的にならず、むしろ印象に残るという、画期的なストーリーになってます。

いわゆるビデオテープのような演出?

……おしまいのーと。の雰囲気と「勾玉に触れて過去を見る」の部分はこのホタルノニッキに大きく影響を受けています。というより、回想の入り方がホタルノニッキに非常に似せてます。微妙に違うんでリスペクトと思ってください……。今回主人公を女の子にしたのは複数の理由があるんですが、ホタルノニッキの影響がその一つになってますね。

異邦の騎士
おしまいのーと。の推理部分において元ネタにしています。
まったく同じというわけではないんですが、今作を作るにあたり話のオチとして、タイトルとも絡みやすいと思い、異邦の騎士の物語が基になっています。
あくまで基にしただけで、いろいろと改変し、そのほかのネタも混ぜているため、純粋な元ネタではありませんが、どんでん返しの物語にしたくて元ネタの要素の一つとさせていただいてます。
「異邦の騎士」の話の内容は……ネタバレになるんで気になった方は読んでみてください。案外シンプルだけどストレートにどんでん返しで騙された!! となるんで興味のある方はぜひ読んでみてはどうでしょうか。

「そのほか元ネタ」
親子関係の話は映画「仄暗い水の底から」から影響を受けたんですが、あんまりここは上手く描けなかったかなーという印象です。
あと主人公が女の子になった要因の一つとして、当時僕が「まんがタイムきらら」系の漫画、アニメを読んでいたことが大きいかと。ヨウカとツキミの絡みは「ごちうさ(ご注文はうさぎですか?)」ソックリだったんですが……ホラー要素とツキミの引きこもりグセでなんとか違うものになったかな?
あとは牢-RAW-から引き続き映画「パラノーマル・アクティビティ」風のホラー演出を意識しています。
そのほか細かい元ネタなどがあったり、いろんなパロディがあったりしますがまぁとりあえず書き切れないんでこれくらいで。

「タイトルの元ネタ」

タイトルはホラーゲームだけどあえて別ベクトルの感じで、と思いまして。
まんがタイムきらら風のタイトルにーと思って考えて居ましたが、最終的に「ひなこのーと」という漫画に倣ったようなタイトルとなりました。うん、内容は全然関係ないんですが、やっぱりタイトルは語感が大切かなと思います。

ENDも色々元ネタがあり、END6は「結城友奈は勇者である」のパロディ

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