見出し画像

ついに爆発というか、鬼コーチ覚醒について

1月から転職した会社の状況については、前の記事に書いたとおりである。

転職に至った経緯については、その前の記事をご覧いただきたい。

時間にルーズ、レスポンスが遅く、決めたことが徹底されない。ナンバー1とナンバー2の連携もイマイチ。

そういった感じの、ツッコミどころが満載の会社であることは、出社して半月ほど経過した今も相変わらずである。

先日、そういうところも含めて、少しばかり意見を言おうかと思って、ナンバー1とナンバー2と僕の3人によるリモートでの打合せを提案して、一応は応諾を貰っていたのだが、当日、なぜか予定の時刻になっても2人とも参集せず。5分待っても、10分待っても来ない。社内のグループチャットで連絡を試みるも、そちらも無反応。

要するに、すっぽかされた格好となってしまった。

ナンバー1から連絡が入ったのは、実に8時間後のことである。いわく、他の重要な用件とダブルブッキングしてしまっており、失念していたのだと。

8時間後というのも呆れた話である。日本と欧州の時差がだいたいそれくらいだったと思う。これでは、グループチャットを使う意味がない。

何人かの社員からも聞いた話だが、当社では経営陣の動きがよくわからないのだと。忙しそうにしているのはわかるが、どこで何に忙殺されているのか、社員たちにはさっぱりわからないらしい。グループチャットで連絡してもレスポンスが来ないのであれば、そう思われるのも無理はない。

まずは、そういうところから直していかないと、まともな組織とは言えない。

ということで、翌週、再度、打ち合わせを設定して、3人で話をする機会を持った。

今度は、さすがに定刻に集まって来た。そこからは、僕の独演会のスタートである。

僕の言うことが彼らに響かず、理解されないならば、その場で辞めてやるくらいの勢いで、思ったとおりのことを喋った。ざっと要約するならば、以下のような内容である。

たいした人数のいないスタートアップ企業で、経営陣が何をやっているのやらさっぱりわからないとか、メンバーから言われてしまっている時点で、経営陣は落第である。ちゃんと自分たちの動きを部下にわかるようにせよ。

時間管理、スケジュール管理は、ビジネスパーソンの基本である。クイックレスポンスができないのであれば、グループチャットなど意味がない。どこで何をしていても、常にチェックしろ。返信するべきものは速やかに返信すること。返信するヒマがなければ、後で返信すると書いて、手が空いたら返信しろ。LINEみたいに既読がつかないのであれば、読んだ、わかったという意味でスタンプくらい押せ。このようなことは、野球で言えば、キャッチボールと同じくらいに基本中の基本である。

そもそも、当社はスタートアップ企業のくせに、何事もスローモーで、スピード感がなさすぎる。スピード感のないスタートアップなんて、空を飛べない鳥、泳げない魚みたいなもので、存在価値はゼロである。大企業みたいに、ヒト、モノ、カネ等の経営資源が揃っていないんだから、アイデアと、あとはスピードと気合で頑張るしかない。投資家から出資を受けているんだから、我々の時間は我々のものではないのだ。

また、経営陣には労基法なんか関係ない以上、僕が用事があると思えば、土日祝日だろうが、夜中だろうが、早朝だろうが、ガンガンと連絡を入れる。それに対しては、迅速にレスポンスせよ。経営者なんだから、言い訳無用である。どこにいても、頭の中はいつでも社業に対してフルコミットしておくこと。

といった具合である。パワハラかもしれないが、そんなもの知ったことかという感じである。

で、彼らの反応であるが、さすがに殊勝な態度で傾聴していたし、反省もしている様子だったので、僕ももうしばらく辞めるのはやめて、彼らにつきあってみることにした。

実は、この土日にも、思いついたことがあったので、グループチャットに連絡を入れた。

案の定、レスポンスがなかったので、SNSの方にも連絡を入れたら、こちらの方にはすぐに反応があった。

彼らは、社内のグループチャットよりも、SNSのメッセージ機能の方を日常的に使っているらしい。だが、社内メンバーは何かあれば経営陣にグループチャットで連絡を取るのだから、こんなことでは何か重大な事案が発生した場合に対応できない。

そこで、社内ツールがグループチャットなのだから、どんなに忙しくても、1時間ごとにチェックしろという話をした。当たり前である。僕だって、外出先でも頻繁にチェックしているのだ。

こういうところから口うるさく言わないといけないというのも、困った話であるが、たぶん彼らは今まで、こういうことを言ってもらえる機会もないまま来てしまったのであろう。

僕が鬼コーチになるしかないのだ。嫌ならば、いつでも辞めてやる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?