見出し画像

『自分を知る』~アキレス腱を切った!①<序章>~

皆さん、こんにちは。
日々、楽しく過ごせているでしょうか?

さて、私事ではありますが、つい先日、アキレス腱を切ってしまいました!

日頃から、「出来事が来るんですよ!気をつけなきゃっ!」

と言っている張本人が、思いっきり派手な出来事が来たので、この経緯や流れ、出来事のリアルな実態は、皆さんの参考になるのではないかと思いました。


経過を追って、出来事とは何なのかを、私を通じて知って頂ければと思っております。

では、経緯から。

2~3か月前に、元女子プロサッカー選手がしているストレッチ整体の先生から、今までとは一味違う、リズム体操を行うと聞いていました。

それは、日本人が苦手なリズムを、音楽を使って体を動かすと、眠っていた感覚がよみがえるし、脳の活性化にもなると聞いたのです。

その理論は興味があるし、その通りだと思っていたので、仕事を早めに上がり、意気揚々と参加したのであります。

一番前に陣取り、期待を込めて参加した10分後に、私は天井を見上げるこけ方をしていたのです。

私は50代です。

この歳になって、天井を見上げるこけ方を、公衆の面前ですることになるとは思ってもいませんでした。

初めは、軽いジャンプからでしたが、徐々に雲行きが怪しくなりました。

幅の狭いバンドを横に並べ、そのバンドを踏まないように左右の足を交差してジャンプしながら、左に進むという指示が出ました。

「おや?思っていたリズム体操と違うぞ。めちゃくちゃハードなやつじゃないか?」


その動きは、生まれてこのかた、やった事のない動作でしたので不安がよぎりました。

「こけないようにしてくださいよ~!」

と先生から言われて数分後にコントのようにこけたのです。

急に足をすくわれたようになったかと思うと、天井が見え、高く上がっている太い足を見上げる自分がいました。


皆さんがどよめき、私に駆け寄る映像は、きっと死ぬときの走馬灯の一場面になると思います。

「いやいや、大丈夫です!大したことないですから😊」

と、立とうとすると、ぐにゃり。


左足に体重がかからなくて焦りました。

医療には携わっているので、大体、分かるのですが、最悪だと思える事態に気づきながら打ち消す私がいます。ただの捻挫であってほしいと。


ですが、もう力が入らず、足首あたりはシビレていて、痛みはそこまで感じません。

スタッフの方が出してくれた椅子に座りますが、意識は左足に全集中です。

捻挫の場所に痛みがなく、腫れも少ない。

足首は何とか動くので、捻挫の強いやつかと思ってアキレス腱を見ると、へこんでいます。

オーマイガーッ‼


「こりゃ、アキレス腱を切ってるぞ‼いや、足首は動くから、ギリ、肉離れであってくれ‼」

でも、何度見ても、あるべき腱がない。へこんでいるってことはアキレス腱に何かあった事は決定的。


「ここで、すぐに夜間の病院に駆け込みたいが、始まって10分で退場するのは、先生や皆さんの気を悪くするから、ここは終わってから病院に行くべきか?」


などと考えていると、スタッフの方が、「上半身だけでもマネするといいですよ。😊」と笑顔で続行をススメてきます。


「まさか、今、話しかけている人のアキレス腱が切れているとは思ってもいないだろうなぁ」

と思いながら、上半身だけマネしつつ、今後の動きをフルで考える自分がでます。

まず、病院。そして明日の予約患者さんへの連絡。今後の予定変更。あとは、いつ退場するの?

今でしょ。



ですが、誘ってくださった先生の初めてのリズム体操に泥を塗るわけにはいかないと、笑顔で上半身の動きだけ真似をする私。

ただ、アキレス腱が、どんどん上下に引っ張られて手遅れになった想像が出て来たので退場する事に決めました。

出来事は、自分にとって必要なものなので、何のための出来事なのかを考えます。


そして、この出来事から、どこまで掘り下げ収穫できるかが私に試されているのです。


近くの病院では、消化器専門の医師しかいないため、別の病院に行きました。

恩師からは「お世話になる病院も決まっている」と聞いていたので、自宅近くの病院には縁がない事を知れました。


病院に着くと「待ってました!」のような私の症状に興味津々に見える若い医師がいらっしゃいます。

二人がかりで診てくれるのかと思ったら、研修医でした。


先輩医師に見える担当医が

「あぁ、これは……😔」


これで私の予想は決定です。

何度、オーマイガーを叫ぶことになるのか。


そのまま、うつ伏せで検査をし、研修医に説明をしていました。

「ほら、こっちのふくらはぎをつまんでも、足が動かないでしょ?これがアキレス腱断裂の特徴的な症状ですよ。」

と、研修医に伝えている内容を聞いて、再度、事実を知る事になります。


研修医は、初めて見るアキレス腱断裂の患部をプニプニと触ります。

まだ、慣れてないから先輩医師と違い、触り方が強く

「あ~ホントですね。これですかぁ😀」

と、ワクワクしているのが分かります。

「イィ、痛いから、その場所は!😫

ふぅっ。仕方がないな。この症状を見る事は、彼の未来につながるのだから。」


私も若い頃、こうやって、患者さんの症例を沢山、見せて頂き今があるので、「そこは自由に見てください。触ってくださいな。」の気持ちでした。


担当医が「う~ん。やはり、アキレス腱は切れていますね。今、2つの選択肢があります。」

と、手術をするか、ギプス固定の温存で治すかの選択肢を与えられました。

手術だと固定が取れるのが2週間ほど早く、温存で治しても結果はそんなに変わらないとの事。


さぁ、ここから次の出来事。

手術をするか、しないか。

この判断で、また自分を知れるのですが、人生は選択の連続ですよね。


皆さんなら、どう判断しますか?

「もし、自分がなった場合は?」と考えると、経験は増えるでしょうしね。


次は、

「私がどう、判断していったのか。何に悩んだのか。その後、どんなことが起こっていったのか」


をライブ配信のようにお伝えできたらなと思っています。


どうする?カピバラ‼




それでは、今回はこの辺で。


皆さんのアキレス腱が切れていないのは、すごい奇跡ですよ~。

切ったら、「ここが大変。ここが疲れる。ここがヤバイ。」

など、体の仕組みについても、リアル経験からくる視点から、ひとり言として発信していきたいと思っています。

どうぞ。皆さまのアキレス腱が、ご無事でありますように!


お元気でいてくださいね~!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?