見出し画像

「値段が高い」ことはそれ自体が価値である

一言でいうと

希少なものは価値がある

活用シーン

マーケティング、ブランディング、値付け

内容

ウォーチェル、リー、アデウォールはチョコレートチップくっきーの格付け実験を行った。(1975年)

A:一つのビンに10枚のクッキーを入れた
B:一つのビンに同じクッキーを2枚入れた。

同じクッキーにも関わらず、被験者の評価は2枚のほうが高い評価を得た。
少ないほうが価値があると思われたのだ。(不測の原則
さらに、「こちらのビンのクッキーが少ないのは、もう一つのビンのクッキーよりみんなに好まれているからだろう」という憶測も働いた(社会的証明

この不測の原則と似た思想として、高価なもの(ゆえに入手しにくいもの)のほうが高品質だとみなしやすい。そして不足にまつわる最後の戦法が、完全に禁止すること。まったく手に入らないものを人は心から欲しがるでしょう。

心理学的に正しいプレゼン
スーザン・ワインチェンク (著)

私の会社の社員の1人に、実家の祖母が海女さんという人がいます。
彼女のところには、時々、伊勢海老が送られてくるそうです。
生で食べられるくらいの鮮度の伊勢海老、どうやって食べると思いますか?
「調理法とかよくわからないから、バカでかいエビフライにします。あはは」

いや、アハハって・・・。

まあ、そんなものなのかもしれません。

伊勢海老って高いから、そこに独特の価値を僕は見出す。
けど、それがただで手に入る人にとっては、たいした価値はない。

たとえば、父の実家は農家で、夏に行くとブドウが腐るほどあります。
そうすると、もう水飲む代わりに「喉が渇いたからブドウでも食べるか」となるわけです。余計に喉が渇きそうですが、農家ってそんな感じです。

そう考えると例えば、マツタケ。
あれ、1kgで300円くらいで買えるようになったら、あんなにありがたがるでしょうか。たぶん私は興味を示さないと思います。


1つ私の実体験をお話しします。
同じ内容のセミナーをしたとき、
セミナーの料金を、5000円にした時と、30,000円にしたとき、どちらが満足度が高かったと思いますか?
明らかに後者です。
セミナー中の反応も全く違いますし、参加者との関係性も高いほうが断然いい。私なりに考えると、高いセミナーには、志の高い人が集まり、その結果中身は同じでも学び取る内容は桁違いに多い、という事ではないかと思っています。

どうやら、価格というのはそれ自体が価値なのかもしれませんね。


こんなイベントに登壇することになりました。
よろしければご検討ください(^^)/

私はこんな本書いてる人です(^^)/


頂いたサポートは、日本の二代目経営者のこれからの活躍を支援するために使わせていただきます。