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100人の候補者から最高の一人を選ぶ方法

一言でいうと

早くたくさん経験しよう

活用シーン

自己啓発

内容

数学者の間で「秘書問題」といわれる命題

秘書を雇うため求人を出したところ、100名の応募者があった。
この100名を無作為に面接し、都度都度結果を出す必要があるとする。
決断を先延ばしにすることは認められず、その場で合否を決めなければならない。こういった場合、優秀な秘書を雇う方法は?

この場合の適切な解法は一つしかない。
まず、「最初の37人」は面接しても全員不採用にし、この37人の中で最も優秀な人のレベルを把握する。その後も面接を続け、この37人の中で最も優秀な人を上回った人が出たとき、その人を採用決定するのが最も優秀な秘書を雇うことができる確率が高まるという。

37人の根拠は、数学定数e(=2.718)であり、100人をこのeで割って求めた人数である。

Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法
ロルフ・ドベリ(著)


今回のお話は、心理学とも脳科学とも全く関係のない数学のお話。でも、興味深くないですか?

本書の主張は、この数学的に正しい秘書の選び方に重ねて、こんなことを言っています。
ほとんどの人は、決断を下すのが早すぎる、と。

どういうことかというと、十分なサンプル数がなければ、この秘書問題のロジックも成立しません。つまり、結局は運を天に任せなければならないわけです。しかし、良い選択を意図的にしたいとすれば、相応のサンプル数が必要です。

たとえば、就職活動だって、3社から選ぶのならうまく選べるわけがない。たくさんの会社を知って初めて、正しい選択ができるのだ、といいます。
そして人生においてもまた、たくさんのことを経験して初めて、その中で良しあしを選択する目が養われるというもの。
にもかかわらず、早々に結論を出しすぎてはいやしませんか?と。


例えば人生の道に迷い、人生の目的が見えない、なんていう人がいれば内観もいいですが、とりあえずやったことのないことに取り組んでみるのがいいんじゃないかと私は思っています。いろんなことをやってみて初めて、自分が「これだ!」と思えるものが出てくるんじゃないでしょうか。



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私はこんな本書いてる人です(^^)/

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