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無意識へのメッセージが能力を変化させる!?

一言でいうと

無意識に見た記号で能力が変化した

活用シーン

自己啓発、能力開発

内容

ミズーリ大学のキース・シアミは、23名の大学生に15問のクイズをやらせた。

ただし半分のグループには、テスト用紙の右上に、「テストバンクID:A」と書かれていました。「あなたの登録番号は『A』ですよ」と知らせるようなもので、学生もたいして気にはしなかったと思います。
残りの半分のグループには、テスト用紙の右上に「テストバンクID:F」と書かれていました。やはり登録番号は「F」だと知らせるようなもので、そんなには気にならなかったはずです。

日本の通信簿では、5段階評価が普通で、「5」が最高の成績ですが、アメリカでは、「A」が最高の成績にあたり、「F」は、最低の成績となります。

クイズの結果は、テスト用紙に「A」とさりげなく書かれたグループでは、15問中、平均して11.08個もクイズを解けたのに対して、「F」と書かれたグループでは9.42個しか解けなかった。

人も自分も操れる! 暗示大全
内藤 誼人 (著)

この実験で驚くのは、AであれFであれ暗示がかかると、人間の能力が上がるという事です。9.42が11.08になるという事は、つまりは両方の頭の中にはそのクイズの回答が備わっている、という前提と考えられると思います。

そしてその能力が発揮できるかできないかは、暗示(自分の認識)による、というのがとても面白いな、と思います。映画『レイン・マン』では、サヴァーン症候群という状態の登場人物を、ダスティン・ホフマンが演じています。その人が、カフェで落ちて散らばった爪楊枝の数を一瞬で言い当てるシーンがあります。

これは実話がもとになっているそうで、そんな離れ業ができてしまう人がいるわけです。それは逆に言うと人間の脳って、そういうことができるようなキャパがあるってことじゃないかと思います。その能力を引き出せるかどうか、というのが肝のような気がしてきます。

で、できる工夫とすると、「無意識に目に入るところに自分にとって良い情報を貼っておく」という事があると思います。たとえば、スマホの待ち受け画面なんてまさに大事ですよね。

で、私はどういう画面かというと、これ。

画像1

これは日本銀行の本店を上から見た画像。
近くのホテルから見下ろすことができます。
で、この形、「円」の形そっくりじゃないですか。
ということで、お金がたまるお守り(?)として、スマホの待ち受け画像にしています。


無意識に「円」という文字が刻み込まれて、守銭奴になってるかもしれませんが・・・苦笑。


他にも、「ありがとう」という文字のステッカーを友人にもらったので貼っていました。(これは剥がれてしまったので、受け入れがたかったのかも?)

まあ、なんにせよ、無意識に入ってくる情報というものに人は無防備です。どんなメッセージを自分にとらえるか。無意識への情報を意識するのが大事なのかもしれません。



こんな本を書いてます。良かったら是非(^^)/
実はさりげなーく、この本の中でも「暗示」の活用をお勧めしています。

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