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幸せ体質は遺伝する

一言でいうと

幸せは自分の外側ではなく内側で起こる

活用シーン

幸せな人生

内容

行動遺伝学者デイヴィッド・リッケンとオーク・テレゲンの研究。
一卵性双生児を対象に、1年目と9年後の幸福感を調べた。

双子のうちAの1年目と9年目の相関 アリ
Aの1年目とBの1年目の相関 アリ
Bの9年目の幸福度を予想するのに、AとBの1年目の幸福度が、どちらも同じぐらい強い手掛かりになった。

つまり、私たちのウェルビーイングは生活環境とはほとんど関係なく、遺伝によってある程度までは決まるということを、この調査結果が非常に強く裏付けた。

幸福の意外な正体 ~なぜ私たちは「幸せ」を求めるのか
ダニエル ネトル (著)

本書ではさらにこう言っています。
「平日の勤務時間が充実している人ほど、夜や週末も思い切り楽しんでいる」普通、趣味に没頭する人であれば、会社が始まる月曜日はがっかりするように思いがちですが、そうではなく、趣味の時間が楽しい人は会社に居る時も楽しんでいる人が多いようです。

私たちにとって幸福というのは、環境に大きく左右されているという印象を持ちがちです。しかし、これらの結果が表していることはどうやら、幸せを感じやすい人と、そうでない人がいるということのようです。そしてさらには、そこには遺伝的要素が割と大きな影響を及ぼしているようです。

こういった遺伝を飛び越えて、幸せ体質を獲得できるかどうかはわかりませんが、大事なことは生活環境は意外と幸福感への影響が大きくないことなのかもしれません。


個々から考えられる結論は、幸福というのは自分の外側に起こることではなく、自分の内側に起こることであるということ。自分の外側の環境は、刺激として「思考のキッカケ」を与える役割はあるものの、思考がどう向かうかは自分の責任(あるいは自分の遺伝子の責任?)と言えるのかもしれません。

とすれば、私たちは自分が幸せである、と思い込んだ瞬間から幸せなのかもしれません。


私はこんな本書いてる人です(^^)/

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