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目的の力

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です

はじめの一行

始まりの物語

実は本書は、ちょっとした物語から始まります。
しかし、それは少し長くて、私がこの本の購入を決めたのはその物語が理由ではありません。
実際には、本のカバーの折り返しにあったこんな文章が購入への想いを駆り立てました。。

その薬は、あなたの寿命を何年も延ばすことがわかっている。
心臓発作や脳卒中のリスクが抑えられ、
アルツハイマー病のリスクを半分以上も低減できる。
入院の日数を大幅に減らすことで、国の医療機器を緩和できるという、
そんな薬がもしあったとしたら?ついでにいえば、性生活まで改善できるとなったら?
そんな薬を製薬会社が開発すれば、何十億ドルという利益が上がるだろう。
でも、それは薬ではない。それは「目的」だ。しかも代金は無料。
目的を持つことがなぜ、
わたしたちを病気から守るのか?
生きる目的はどうすれば見つかるのか?
そもそも「生きる目的」とはなんなのか?

目的の力 幸せに死ぬための「生き甲斐」の科学(ヴィクター・J・ストレッチャー)

著者が売れる本の書き方を知っていたら、多分この文章を一行目に持ってきたと思います。
しかし、実際の前書きは少し長く、ちょっと読むのが面倒。
多分、日本語版を作った際の編集者が機転を利かせてこの分を最も目立つところにおいたのでしょう。

その事で、確実に売り上げは上がったんじゃないかと思います。
少なくとも、私はこの文章がなければこの本を買っていなかったでしょう。

本書の内容

「目的」の力を科学的に検証

本書の内容を一言で言うと、この小見出しの言葉に凝縮されると思います。
私たちも感覚的にはしっていると思います。
たとえば、仕事人間だったサラリーマンが、会社を辞めて急に老け込んだとか、
奥様を亡くして、痴呆の症状が出始めたとか。

人は、「目的」に支えられて生きている、と言っても過言ではないのかもしれません。
それを持つことで、体調は良くなり、モチベーションは上がり、活動的になる。

若い時期には、この「目的」ってやつをあまり意識することはないのかもしれません。
何も考えなくても、やらなければならないことは次々と押し寄せますから。
しかし、若い時分にこういった事を意識できると、実はいいのかもしれません。
そんな事を考えさせられる一冊。


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