わたしがデンマークに暮らす意味 #1
唐突ですが、イギリスの良いところの一つに 美術館の入館料がただ、ということがあります。
つまり、毎日のお散歩のルートに美術館ビジット可!ということ。素晴らしいでしょ!
でも、この素晴らしさに慣れてしまっていた私は、デンマークに来てから美術館へ入るときに、高くはないのに
入館料がひつようだと気がついて ちょっとがっかりしてしまいました。
そんなんで、コペンハーゲン国立美術館に来館したとき、
ちょくちょく戻ってこられないしな〜、と思ったケチなわたしは、 隅から隅までアートの世界を歩き回ることにしました。
でもね、美しい公園の中にあるコペンハーゲン国立美術館には、入館料を払った甲斐がありました!
なぜなら、わたしの大好きなルネッサンス期のドイツの画家の作品が何枚かあったからでございます。
わたしはそれを知らないで来たのだから、見つけたときには
大好きな人と予想外のところで出会ったときの様に、ドキドキとして飛び上がりたい気持ちになりました。
彼の描く絵は、当時の他の絵画のなかにあると、かなり目立ちます。
その不思議なウェストのくびれたプロポーション、独特なファニーフェイスは非常に魅惑的で、ロンドンのナショナルギャラリーで初めてクラナッハの絵と出逢った時から、わたしは彼のとりこになってしまいました。
だから、コペンハーゲンの美術館でルーカスがわたしを待っていると思うだけで、わたしがデンマークに暮らす意味があることに気づき ウッフッフ、と思ってしまうのでございます。
こんなに広い世界の中で、【ここを選んで暮らす】意味…って 気が付かないかもしれないけれど、絶対に何かあるのでしょうね。
わたしはこれから、デンマークに暮らす意味をあっちにも、こっちにもあった!あった!と、数えながら、毎日の生活を楽しみたいと思っています。
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