「名作コピーの時間」を読みました。#023
「名作コピーの時間」は、雑誌「ブレーン」の連載を一冊にまとめたもの。スタバに朝早く行って、ゆっくりと読むのがいい感じ。贅沢な時間です。
さすがに、仲畑貴志さん、眞木準さん、糸井重里さんのコピー選ばれてる確率高し。
【今の自分に響くコピー】
・近道なんか、なかったぜ。(小野田隆雄「サントリーオールド」)
・変われるって、ドキドキ(山本高史「トヨタ自動車」)
・想像力と数百円(糸井重里「新潮文庫の100冊」)
「近道なんか、なかったぜ。」の広告は知らないんですが、思いっきり遠回り人生を歩んでいるわたしには、一歩ずつ頑張れと応援されているようです。
「変われるって、ドキドキ」は、コピーライター養成講座でも感銘を受けたコピー。実際は2000年の21世紀に突入した時のトヨタ自動車の広告ですが、こちらもまたわたしに呼びかけられてるように感じています。いつでもドキドキ、ワクワクしていたい。
「想像力と数百円」もすごく選ばれている確率が高かったコピー。今、100冊マラソンをしていることもあり、日常から文庫読んでます。そうすると、本当に数百円でいろんな世界に連れて行ってもらえます。教養もつきはじめてるかなと勝手に思っていますw
ちなみに3選には選ばなかったけど、すごく迷ったコピーもいくつかあります。
「愛とか、勇気とか、
見えないものも乗せている。」(仲畑貴志「九州旅客鉄道」)
「そうだ 京都、行こう。」(太田恵美「東海旅客鉄道」)
「愛に雪、恋を白。」(一倉宏「東日本旅客鉄道」)
「きょ年の服では、恋もできない。」(眞木準「三陽商会」)
九州新幹線で思い出すのは、東日本大震災の時に3日間しか流れなかった幻のCM。けれどもその素敵なストーリーとみんなを勇気づける共創であることから、話題になって、のちのち賞も獲り、何回も見たくなる名作CMになっています。わたしも震災前後はやっぱり思い出しますし、何回か見てしまう。
迷ったコピーは、どれも映像が浮かぶイメージがあるかもしれない。あと言葉のトリックで発見的な感じとか。
仕事でコピー書いて、じぶんで「つまらん!お前のコピーはつまらん!」(金鳥コピーもじり)とツッコミながら、あれこれどう脱却しようかと悩み中。
プランナー、コピーライター。生活者に寄り添い、ファンをベースとしたプランニング、広報支援致します。2017年加西市制50周年キャッチコピーに選ばれました。「ともに創り、ともに育む。」さとなおオープンラボ関西二期生。広告・カフェ・北欧・紙モノ♡地域遊びとローカルメディアも挑戦中!