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Jazzに触れる

偏見の塊りだとは思っているのだけど。

どうしてもjazzとclassicって「好きって言ったら、本当に作曲家とか曲知ってるか試される」って印象が強かった。ポップスとかロックってそれこそ「CMで聞いて知ってる」とか「テレビで流れてたやつ」みたいな知り方が普通だし、見た目で好きとかもあると思う。

クラシックは、そうは言っても学校の音楽の授業で多少は触れるから皆ベートーベンくらいなら顔と有名な曲くらいは浮かんだりするのかな。まぁクラシック好きっていうとなんだか高尚な趣味みたいに言われる気もするのだけど。笑

ジャズはクラシックより遥かにハードルが高い気がしてる。まずイメージとして若い人が楽しむ感が少なめ(もちろん沢山若いミュージシャンいるのだけど)、学校で習わない、テレビ見てて「お、これは!」ってなることもかなり少ない気がしてる。「ジャズ好き」って言って大して知らないとそれだけで追い出されそうで、だったらこっそり聞いてればいいかなーなんて思ったり。よくよく聞くと、カフェのBGMとかそれこそスーパーの店内音楽って割とジャズ多い気がしてるのだけど、なんでかあんまり「好き」って言いづらい…と私は思っていた。

「あれ、過去形?」って思われるかもなのだけど、なんとなく最近ジャズが好きって少し言いやすくなったなぁという気がしていて。東京jazzとかイベント増えたのもあるかもしれないし、私がよく聞くようになっただけなのかもしれないし、suchmosとかking gnuのおかげなのかもしれないけど。聞いてみたり、ジャズのプレーヤーと話してみたら、思い込みが大きかったなぁってすごく感じた。

こういう謎のこじらせ、もったいないよね、ほんと。笑

聞くようになって一番思ったのは、ジャズミュージシャンって度量広いなぁってこと。ジャムセッションはハジメマシテの人と息合わせながら演奏するし、ジャズの中でも色んなタイプの曲があってそれこそロックかヒップホップかみたいな曲を作る人もいるし。あとはグルーブというか…連帯感。このピアノどこに行っちゃうの?みたいな曲でもちゃんと裏でがっちりドラムとベースで脇閉めてて、ちゃんと逃げ出さないようになっていたり、こんな複雑な曲をよくまぁ…って思うことがしばしば。笑

聞くようになって…とは言っても、SMTK、Answer to remember、東京ザヴィヌルバッハ、CRCK/LCKS、秘密基地、toconoma、jizue、ロバートグラスパー、エズラコレクティブとか多分私が聞いてるのってかなり…かなり日本で言う王道ではないのだけど(そして明らかに石若さん好きなんだろうなと分かる感笑)。ジャズの人って割といくつもの掛け持ちとかセッションしてることが多いから、好きなグループのメンバーがやってる他のやつって少しずつ広げてくと、なんとなく自分の耳に心地よい音楽が増えてきて、聞いて楽しいジャズが増えるなぁって。

なんとなくフェスでお散歩しながら「この音楽最高!」って立ち止まって聴き始めるのと似てる気がする。

そんな音楽ばっかり聞いてないで他にやることあるでしょ?って気は結構…いや、かなりしてるのだけど(婚活とか婚活とか婚活とかね…疲)、自分の人生充実してなかったらいい人見つからないもんねって言い訳だけたっぷりして…

とりあえずジャズ好きだなぁってしみじみしつつ、昨日買ったアルバム、2周目聴こうかな。



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