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里芋だんご入りけんちん汁

先週末、西新宿で開かれた「ロータス寺市」で、あったかいスープをお出ししました。今回は、お寺でのイベントでしたので、昆布・干し椎茸・かんぴょう、煎り大豆、小豆でとった精進だしを使ったけんちん汁をご用意。
里芋は入れておくとどろどろになってしまうな…と思い、揚げだんごにしてトッピングしたら大好評。あっという間に売り切れてしまいました!

けんちん汁は、だしなしでも十分美味しくつくれます。本日はだしを使わない簡易版けんちん汁のレシピをどうぞ。

材料(2~3人分)

(けんちん汁)
だいこん 8cm 100g
にんじん 5cm 50g
ごぼう 1/2本 50g
れんこん 70g
好みのきのこ 30g(しいたけ、しめじ、エリンギなど)
こんにゃく 40g
豆腐(木綿) 1/4丁
水800mL

塩、ごま油 適量

(里芋だんご)
里芋 大きめのもの4~5個
片栗粉、塩、揚げ油 適量

1 けんちん汁の下ごしらえ
洗った野菜と、ゆでてあくぬきしたこんにゃくは、いずれも8mmの角切りにする。ごぼう、れんこんはさっと水にさらし、ざるに上げる。きのこはいしづきを取ってみじん切りに。豆腐はバットに置いてキッチンペーパーを上にのせ、皿などで重石をし、しっかり水を切っておく。

2 けんちん汁を作る
鍋にごま油を大さじ1入れて熱し、だいこんとにんじん、次にごぼうとれんこんとこんにゃく、最後にきのこの順に加えてよく炒める。焦げ付きそうなときは水を大さじ1~2ほど振りながら炒めていく。野菜の端に透明感が出てきたら、分量の水からひたひたになるまで水を加えて塩小さじ1を加え、煮る。野菜を食べてみて煮えていたら、残りの水と豆腐を手で崩しながら加えてあたため、味を見る。足りなければ塩で補う。

3 里芋だんごを作りトッピングする

里芋は皮をむき水にさらしてから4つ割りにして、たっぷりのお湯でゆでる。簡単につぶれるほど柔らかくなったらざるに上げ、一度鍋に戻し鍋をゆすりながら水分を飛ばす。それから里芋をつぶして片栗粉小さじ1と塩ひとつまみを加えて丸め、素揚げし、塩を軽く振る。2のけんちん汁にだんごをのせ、トッピング。好みで七味唐辛子など使っても美味しいです。

揚げたてのおだんごはそのまま塩を振って食べてもおいしい!

けんちん汁にコロンとトッピング。

おだんご作りがめんどうなら、切ってさっとゆでた里芋3つほどを、野菜を煮るときに加えると、普通のけんちん汁になります。

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用意したけんちん汁が早めに売り切れてしまったので、寺市に出店していたTYファームで新鮮なにんじんとゆずを買い、その場でポタージュを。甘ーいにんじんにゆずの酸味がちょっとアクセントになった、にんじん嫌いの方にも食べていただける美味しいスープになりました。

ほんのり、ゆずが香ります。にんじんの葉っぱをトッピング!

おやつタイムには、おぜんざいも。白玉を半分、かぼちゃに変えたおぜんざいでほっこり。

寒かったから、あったかいおぜんざいが喜ばれた♪

スープのワークショップも。精進だしの話と味見をした後で、先日cakesの連載でご紹介した「白菜と豆腐のけんちん汁」を作りました。

昆布、干し椎茸、かんぴょう、大豆、小豆、切り干し大根、煎り米など、いろんな精進だしの紹介。でも白菜のスープにはだしは使わないで大丈夫です。どうしてでしょう、野菜そのものが持つうまみのお話をしました。

屋内だったので気がつきませんでしたが、午後はちらちら雪が舞っていたとか。寒さのおかげで、あたたかいスープを中心に、スープの嬉しさ、楽しさをみんなで共有できました。おいでいただいた方、ありがとうございました。

2017.1.14 (SAT) 10:30~16:30
西新宿常圓寺・ロータス寺市
写真協力:須永夏美・古谷真知子



読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。