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さっぱりサラサラ真夏のやみつき万能スープ

山形の郷土料理「だし」をご存知ですか? お吸い物のような、漬物のような、サラダのような、不思議な魅力があるこの料理。今回はそんな万能料理「だし」をスープ・レッスン流にシンプルなレシピでお届けします。スープ作家の有賀薫さんによる、旬の野菜をたっぷり食べるベーシック・スープのレッスンです。

この記事は2017年のcakes連載の再掲です。

ごはん、そうめん、冷ややっこにもあう万能スープ

お吸い物のような、漬物のような、サラダのような。不思議な魅力のあるやみつき料理「だし」を、ご紹介します。

山形のローカルフードである「だし」は、本来は汁ものではないのですが、このスープ・レッスンではだし汁を多めにしています。
そうめんのつゆにしたり、冷ややっこやごはんにかけておいしく食べられます。

味つけはめんつゆにおまかせ。コトコト煮込むこともありません。

そのぶん、野菜の下ごしらえをていねいにやって雑味をなくしましょう。オクラのねばりとみょうがの香り、きゅうりの歯ざわりが混然一体となったおいしさをお楽しみください。

オクラとみょうがのだし

材料(2人分) 所要時間約20分 ※漬け込み時間は除く

オクラ  6~7本(1袋)
みょうが 2個
きゅうり 1本
しょうが 1かけ
めんつゆ(かけだしの濃さにして) 300mL程度
塩 適量 ※下ごしらえ用

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読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。