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ふわふわ、とろとろの食感がたまらない! ナスのシンプルスープ
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本日ご紹介するのは旬の秋ナスをたっぷり使ったスープ。ナスの中身だけを使うことで、とろとろの食感になり、オリーブオイルとにんにくで炒めることで、ブイヨンなしでも想像以上の味わい深さに。仕上げに一振りした唐辛子がおいしさをいっそう引き立てます。
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ナスの新しいおいしさを、シンプルな塩味で。
秋口に入ると、ナスは盛りから名残に入り、味わいもぐっと力強くなってきます。この時期のナスは、浅漬けやさっと炒めるより、スープで煮込むような調理法にぴったりなんです。今日はそんな秋ナスを使って、シンプルだけれど、これまで食べたことのないようなスープを作ります。
ナスのほかには、塩とオリーブオイル、にんにく。今回のスープに、皮は使いません。レンジで柔らかくしたナスの、中身だけを利用します。水を加える前のナスの状態で、すでにおいしく食べることもでき、数日の保存も可能です。
地味なスープに、赤唐辛子を一振りしたらぱっと鮮やか。とろとろ、ふわふわのナスの食感が新鮮で、ひとり2個では足りないかもしれません。まだ暑いうちは、冷たく冷やしてもよいものです。
ナスのシンプルスープ
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材料(2人分) 所要時間15分 ※ナスをさます時間は除く
ナス 4本
にんにく 1片
オリーブオイル 大さじ1
塩 小さじ1弱
赤唐辛子(一味) 少々
水 400mL
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作り方
1 ナスをレンジにかける
ナスは1本ずつラップに包み、600Wのレンジに7~8分かける。柔らかくなったら、手でさわれるぐらいまで冷ます。★1
2 ナスをスプーンでかき出す
ナスに切り込みを入れ、開いて、スプーンで中身だけをかき出す。★2
3 スープに仕上げる
鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかけ、にんにくの香りが立ちのぼってきたらナスを加えて、油が全体に馴染むまで中火で2~3分炒める。★3
塩小さじ1弱を加えてよく混ぜる。水400mLを加えて煮立て、器に盛って赤トウガラシをふる。
レシピのポイント解説
・ナスの加熱
・ナスの身をそぐ
・にんにくの使い方
★1 ナスの加熱
まずは、ナスをレンジにかけましょう。ナスは1本ずつラップにかけます。
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ナスは、しっかり柔らかくなるまでレンジにかけます。全体で7分から8分ですが、ナスの大きさが違いますし、レンジはムラが出る場合も多いので、柔らかくなったものから取り出しましょう。熱いので、ふきんか箸を使ってください。
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★2 ナスの身をそぐ
手でさわれるぐらいまで冷ましたら、ラップをはずします。急いでいるときは、ラップの上から水を当て、冷ましてもOKです。ナスの水気はしっかりふき取りましょう。
まな板にナスを置き、まず横、それからヘタの部分に切れ込みを入れ、手で開きます。
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開いたら、スプーンを使い、しごくようにして、皮から中身をかき出します。形が崩れるのや、皮がちょっとぐらい入ってしまうのは、気にしなくてOKです。あまり強い力でやらず、ソフトにかき出すのがコツです。
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★3 にんにくの使い方
油ににんにくの香りをつけるやり方です。にんにくはつぶして使います。
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つぶしたら、中の芽だけはとくに焦げやすいので取り出します。
にんにく自体も焦げやすいため、油が冷たいところに入れて、弱火で少しずつ加熱しながら香りを移します。
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にんにくのいい香りがたってきたら、ナスを加え、中火にします。
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2分ほど炒めたら塩で味をつけ、水を400mL加え、あたためましょう。にんにくを取り出し、味を見て、塩で調節したら出来上がりです。お皿に盛り付け、唐辛子をふりかけましょう。
秋ナスのおいしさを洋風で楽しむ
炒め終わって水を加える前のナスは、この段階で食べることもできます。薄切りにしたバゲットをトーストして乗せたものは、ワインとの相性もばっちり。チーズを合わせてパスタにしてもおいしいです。
ナスはポピュラーで扱いやすい野菜ですが、家庭では似たような料理が続くことも多いと思います。少し目先の変わった洋風の食べ方も、ときには楽しいのではないでしょうか。
唐辛子は赤の色も綺麗で味もピリリと締まりますが、一味唐辛子がないときは胡椒でも。ちょっぴりの辛味が合うので、加えてみてくださいね。
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【アレンジ】いろいろ入れて楽しもう
なすはそれほどクセのない野菜です。シンプルなスープベースとして、いろいろな具材を入れられます。
また、今回はレンジでやりましたが、蒸したり焼いたりしたナスでつくってもおいしく作れます。
ソーセージ入りナスのスープ
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ナスとソーセージ、間違いのない組み合わせです。ソーセージはコロコロに切って、レンジにかけたナスと一緒に鍋に加えます。ソーセージがアクセントになって、ボリュームもたっぷりです。
ナスとトマトのスープ
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ナスと相性のいいトマトを使います。にんにくの香りがたったところで、半割にしたプチトマトを加えます。加熱して軽くつぶすようにして、プチトマトの切り口からトマトの果汁が出てきたら、ナスを加えましょう。煮込む時間を少しとって、トマトとナスがなじむようにします。
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読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。