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冷たさと熱さの入りまじる、大人のいちごミルク

いちごは春の今が旬。そのまま食べることが多いと思いますが、実は火を通すと生食にはない深い風味とやさしい食感が出ます。今回は冷たいバニラアイスには熱々のいちごスープをかけたスイートスープをご紹介します。
スープ作家の有賀薫さんによる、旬の野菜をたっぷり食べるベーシック・スープのレッスンです。

この記事は2017年cakes連載の再掲です。

旬のいちごを使ったデザートスープは、胡椒が決め手。

ショートケーキやいちごパフェ、タルトやムースなど、スイーツには欠かせない、いちご。
家では生でそのまま食べる人が多いと思いますが、加熱してあげると、生にはないうまみが引き出されるのを知っていましたか。

バニラアイスに熱々のエスプレッソをかけたイタリアのデザート・アフォガートを、今回はコーヒーではなく旬のいちごで作ってみます。

冷たいバニラアイスに熱いいちごスープが混ざり合うアフォガートは、いわば大人のいちごミルクといった趣き。これに黒胡椒を使ってピリッと辛味を添えているのが実はポイントなんです。

暖かい休日のお茶の時間、ちょっとおしゃれな食べ方を楽しんではいかがでしょうか。

いちごのアフォガート

材料(2人分) 所要時間約15分

いちご 1パック
砂糖 50グラム
黒胡椒(できれば粗挽き胡椒) 少々
好みのバニラアイスクリーム 適量
水 200ml

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読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。