【映画感想】水は海に向かって流れる
予告を見た時の"私は恋愛映画かー、興味無いな"でした。
予想していたお話は、主人公の男の子(直達)が広瀬すず(榊さん)の生き方に憧れて、真似していたら恋愛関係になるという感じ。
でも実際は男の子と広瀬すずは腹違いの子供で、親に振り回されて生きている子供たちのお話でした。
本当に両親が酷くて、、、
直達くんのお父さんが榊さんに会ったあと、「少しでも自分がまともだと思いたくて…」と榊さんのお母さんを探そうとする。
(榊さんはお母さんが家を出たあと会っていません)
榊さんのお母さんは榊さんと直達くんが会いに行ったら、「謝って欲しいのか家をめちゃくちゃにしたいかどっちかなんでしょ?」と冷めた対応をする。
すっごく嫌な気持ちになりました。大人のくせに、正しい行いを知っているのに、自分のために間違った方向に行く。誰かを傷つけるのを知っているはずなのに、今欲しい幸せを手に入れにいく。
人はいつでも正しい行いを選択できるとはいいませんが、間違ったことをしても誠意を見せることはできるはずなのにしない。それがとっても嫌でした。むしゃくしゃしました。
でも、そんな大人たちに直達くんがとった行動。
大人から手持ちの金をもらう
お父さんからもらったお金で卵を買い、榊さんのお母さんから貰ったお金は募金箱に突っ込みました。
高校生が大人にできる嫌がらせとして最高でした。実際、私は爆笑しました。なんかスッキリしたんですよね。お金を取るのは悪いことだけど、募金をするのはいいことだからでしょうか…
このまま榊さんと直達くんの間に何気ない日常が続いたらいいなと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?