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自分に合った仕事ってなんだ?

自分のしてきた仕事を振り返る

今まで私のやってきた仕事は、
医学書出版社での企画・編集・制作・営業
 CAD/CAMの会社でデバッグ・オンラインヘルプの作成
自動車製造ラインの個人商社で営業事務
大手種苗会社でのカタログ校正
カード会社の一般事務
生協の営業
学童保育の指導員
キュレーションサイトのディレクション
大学の秘書業務
地域おこし協力隊
塾の運営補助
小中学校のICT支援員
蕎麦打ち講師 など

実はまだかなりの職歴があるのだけれど、割愛。
こんなに多種多様なことをしてきて、果たして大丈夫なのかと疑問に思う方もいるであろう。
実際、履歴書を見て「色々なことをし過ぎているから不採用」とされたこともあるし、逆に「多種多様なことができるから新しいことにもすぐ対応できる人」として採用してくれるところがあるという二極化を感じた。

最初に就いた仕事でマルチ人間完成!

大学を卒業後、入社した会社は、医学書を扱う社員数が50名くらいの小規模の出版社。
小規模なので、何でも自分でしなければならないという風潮があった。
最初に配属された企画部では、著者とのやりとりのノウハウを学んだ。
先輩方からは、著者が医学部の先生であることが多いので、いかに失礼のない丁寧な言葉を選ぶかなどを教わった。
「慶應義塾大学は慶應大学と略してはいけない」、「郵便物に書く宛先の郵便番号には郵便マークをつけない→❌〒119-0013、⭕️119-0013」など、地味に役に立つことを学んだ気がする。
制作課に異動になってからは、AdobeのIllustratorを使うことになり、使い方の講義を受けにお茶の水まで行った。(どこに行ったのかはうろ覚えだけれどAppleのトレーニングセンターだったような気がする)まだ、プレビューとアートワークが分かれていて、都度都度作成したものをプレビュー画面で確認しなければならなかった時代だった。
また、データベースのアプリケーションである、Claris(Apple社から独立した子会社)のファイルメーカProの講習も受けて使えるようになった。

当時のPCはこんなのだった

また、まだまだワープロで原稿を作る時代だったので、先生から受け取った原稿をMS-DOS(MicroSoft Disk Operating Systemのこと)に落としてからPCで読み込むなどの作業をしたものだ。

若い人たちはきっと使ったことのないワープロ(ワードプロセッサの略)

MacとWinowsマシンの互換性もなく、とても苦労した時代。
1995年になってWindows95が出てから圧倒的に楽になった。
さらに、社内でLANを構築するのも任されて先輩社員と一緒に行なった。
サーバのことやケーブルのことなどを調べながら苦労して構築していったのをぼんやりと思い出す。

有線で接続した時代

当時は、インターネットが普及し始めたタイミングで、プロバイダであるSo-Netが運営していたMediproに関わっていたので、So–Netが主催する会議にも参加していた。
Webサイトの更新などを担当していたこともあり、ファイル転送ソフトであるFetchや、テストサーバから本番環境へデータを移行する際に使ったTelnetなどもぼちぼちとできるように。

ここで色々とやってきたこれらの経験がのちに非常に役に立った。
約11年間、仕事という枠ではしっかりと基礎を学んだ。

転職しても大丈夫!

さて、その後の仕事というと・・
正直、自分がしてきた医学書の仕事なんて潰しが効かないのではと不安であった。
ところが、最初に営業事務の面接に挑んだ会社で言われたのが
面接官「モノを作るのが好きでしょう?」
私「はい!(本作りは楽しかったもんな〜)」
面接官「営業事務ではなく、技術部で働いてみませんか?」
私「はい(え、まじか)」

いくつになっても面接は緊張するよね〜

結果、技術部でデバッグやオンラインヘルプの作成をする部署に配属された。
デバッグなんてしたことはなかったけれど、今までの経験をどうにか活かすことができて少しバージョンアップすることになった。
オンラインヘルプに関しては、使うアプリケーションは「初めまして状態」だったけれど、Wordと似たような感じだったし、作成する内容は、本作りをイメージしながらやっていけばこなすことができた。
一つのアプリケーションを使うことができれば、あとは同じような感覚でどうにかなるということだ。

新しい仕事にチャレンジするとき、その仕事は未経験だからできなさそうと思っても、意外と自分では気づかないが、どこかがリンクされていれば潰しは効くモノ。
先程の会社の例で言うと、LAN構築の知識はCADの会社でも役に立った。
つまり、業種や職種が異なっていても、引っかかる何かがあれば、それを活かせる仕事は見つかるので、仕事探しの幅は広がる。(さすがにあまりに専門的なものとかは無理だけど)
仕事で得た経験は次の仕事の糧になるし、新たな環境で新しいことをすることによって、またバージョンアップすることができる。
そんなわらしべ長者のような生き方が、仕事探しのポイントかもしれない。

仕事は楽しくね!



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