小説から知らない漢字を学ぶ
毎日投稿166日目。
先週末に買った『#真相をお話しします』を読み始めたら、面白くて2晩ほどで読み終えてしまいました。
長編小説だと思っていたのですが、5本の小説が収録されている短編集でした。
1作品40〜50ページ程度のボリュームなので、すぐに読めてしまいます。
つまらない作品だったら、1作品読んだだけでそのまま積読状態になってしまうことが多々ありますが、これは面白くて次の作品も読みたくなってしまうような本でした。そして、長編よりも短編のほうが止まらなくなってしまうというのは、短編あるあるでしょうか?
帯に書かれていた言葉どおり、謎解きに挑戦しているような感覚で、一つひとつの話に惹き込まれて、読み終えるたびに「面白かった〜!」と叫びたくなるような本でした。
以前から気になっていた本だったのですが、こんなに面白いのならさっさと買えばよかった…。
最後に収録されている『#拡散希望』は「第74回 日本推理作家協会賞〈短編部門〉」受賞作ということで、こちらも面白かったです。最初の数行でオチが読めてしまったのですが、それでも面白かった…。
結城真一郎さんのそのほかの作品もチェックしてみたいです。
ということで、前置きが長くなりましたが、小説を読むと、読めない漢字が出てくるので、勉強になります。
今回の小説では、恥ずかしながら「鷹揚」という漢字が読めませんでした…。
ネットで調べたら「おうよう」と読むことが分かりました。
広辞苑で引いたところ、ゆったりと落ちついていることを意味するようです。
ちなみに読めない漢字と言えば、平野啓一郎さんの小説が私にとっては難しいワードがたくさん出てくるので、とても勉強になります。
一般的に使われている言葉も敢えて難解な言葉に変換されているような印象があるのですが、普通に生活をしていたら目にしないような言葉が多いので、知的好奇心が刺激されます。
面白い小説を読んだという満足感に加えて、知らない漢字の読み方や言葉の意味を覚えることができたという喜びが、また次の本を読みたくなる気持ちにつながっているような気がします。
小説じゃなくても、マンガで言葉を覚えたという人もたくさんいますよね。なんにせよ、読むことってためになるなと思います。
これからも色々な本を読んで勉強しつつ、どんな時も「鷹揚」な人でありたいです(さっそく使ってみました)。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ではまた。
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