2019年1月19日。
東京の、以前はよく出かけていた街に遊びにいった。
素敵なバッグやブラウスを見て、おすすめのコーヒー豆を焙煎してもらい、お洒落なカフェーでお昼ご飯を食べてゆっくり友達とおしゃべりして、美味しいアップルバイをお土産に買って帰る。楽しい1日だった。
うとうとしながら乗っていた、帰りの電車の中から夕焼けの空が見えた。薄い群青から ばら色へグラデーションしていく空。刷毛でぐいっと跳ねさせたような、不思議な形の雲が浮かんでいる。その空の美しさ、雄大さはその日感じた楽しさのどれよりも官能的だった。
神様がいる伊勢や出雲の空を思い出させた。人智を超えた大きなものの勢いと魅力。巻き込まれるような生命力。艶(なまめ)かしさ。
美しきもの。
何よりも心震えるもの。
家に帰って豆を挽き、コーヒーを飲んだ。
*素敵な空の写真をお借りしました。ありがとうございました。
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