全てが静寂の中にある
イギリス北西部の湖水地方を訪れた折
古い石橋が作る風景に魅了され
カメラのシャッターを押したひとコマなのでしょう。
人影もまばらな田舎町に清き小川が流れています。
全てが静寂の中にあるのでしょう。
石橋のたよりない手摺りも
歴史を感じさせてくれます。
遠景の山肌の明るい緑と青い空が川面に映り
ゆっくりと流れる川の様子を伝えてくれます。
誰もが無口になりこの空気の中に
じっと身を置きたくなるのでしょう。
いつまでもながめていたくなる様な風景です。
この絵の画面サイズはP10号でやや大きめの作品です。
画面の3分の2が川の表現になっています。
川面に映る空の様子や
石橋の影が作る形を利用して
水面の様子を巧みに表現しています。
又 透けた水の中を描く時は
川底の小石のひとつひとつの色の違いや形の違いだけでなく
水の中の石に出来る陰影もことこまかく描いています。
その結果として透明感のある水が描けているのだと思います。
絵画講師 若林 薫 評
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