抱えきれない程の大空と大海原・・・
抜ける様な真夏の青空に白雲が沸き出でて
遠浅の海には家族連れが楽しそうに水遊びをしています。
どこまでも続く砂浜と浅瀬の潮溜まり
その水面に映る大空と空の中に立つ子供達
遠くからその様子を見守る親達の微笑と
子供らの歓声が聞こえてくるようです。
作者は孫の成長に目を細め
やがて訪れる進学や就職の事にも夢が広がります。
抱えきれない程の大空と大海原
無限の可能性を秘めた我が孫への期待は大きいのでしょう。
その事を知ってか知らずか 子供達は
無邪気に夏の一日を楽しんでいます。
世界に目をやれば悲しい事がいっぱいあります。
それでもこの浜辺には幸せと言う文字しか見当たりません。
この平和な暮らしが永遠に続く事を願うばかりです。
さて今回の作品は変形の10号サイズです。
少し横長の構図です。
海景を表現するのに都合の良い画面です。
横に大きく広がる雲は天然海綿を使用し
雲の輪郭線をぼかしています。
画面左奥から長く続く砂浜にはシェルマチエールを使い
ザラザラした砂の感じを演出しています。
浅瀬の空や人物の映り込みは平行ハッチングを用いて
かすかにゆれるさざ波の様子を見事に表現しています。
どこまでも広がる海と空とどこまでも幸せな家族の風景は
本当に心和ませてくれる作品だと思います。
絵画講師 若林 薫 評
風の会 4人展開催中
7月31日(月)迄 元麻布ギャラリー平塚にて
沢山のスキを頂きありがとうございました。感謝申し上げます。
きしゃこく先生にご紹介頂きました。ありがとうございました。
令和5年正月新しい家族来る
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