潮の流れの様に激しく競い合う様子はまるで渦潮さながら
四国徳島阿波鳴門
瀬戸内海の狭い海峡に潮がぶつかり合って
波が音をたてて渦を巻きながら流れて行きます。
阿波踊りは 戦国時代に始まり
地域が産んだ民衆の文化です。
リズム感のある楽しい踊りです。
チャンカ チャンカ チャンカ チャンカと
笛と太鼓と三味線の音がにぎやかに聞こえます。
いくつもの連が 潮の流れの様に激しく競い合う様子は
まるで渦潮さながらです。
作者はその祭りの喧騒感を切り絵で表現しています。
黒いラシャ紙の裏面に白の色鉛筆で下絵を描き
それをデザインカッターで切り抜き
白い台紙に貼り付けます。
赤や黄色やピンクに彩色された部分は
いろ紙を差し込んで
いろ付けをしています。
いろ紙もくまなく彩色するのではなく
部分的に行い全体をイメージさせる様にしています。
カッターの鋭い切り口には冷たく感じるので
少し色が付くと画面が和らいで見える工夫もされた
作品になっていると思います。
絵画講師 若林 薫 評
「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
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よろしくお願い致します!」
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