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フェルトペンとクレヨンでロンドンを描く
生徒さんが作品に取りかかる前に何を描くのかを
話し合う時間を設けています。
・こんなに素敵な風景を、こんなにかわいいペットを絵にしたい。
・こんなに哀しかった思いを、絵に残しておきたい。
・こんなに嬉しい事を、みんなに伝える為に絵にしたい。
それぞれの想いや感動や想像があって、モチーフは決まって来ます。
そんな想いのこもった生徒さんの作品を、
ご紹介していきたいと思います。 若林 薫
![](https://assets.st-note.com/img/1717306775394-SOGidvWU9f.jpg?width=1200)
作者は今までの自分には無い新しい描画法を模索していた折
佐藤泰生氏の作品を新聞記事で見つけました。
氏の描く作品は簡潔な表現ながら急所をしっかり押えた作品でした。
フェルトペンとクレパスで描いた作品を
F4号のキャンバスボードに模写してみました。
描き進める内に作者の内面に面白さと楽しさが沸き起こりました。
作者本人が海外赴任中に家族と共に過ごしたサンフランシスコを
サムホールに描き、ひき続きロンドンの名所を同じく
サムホール(15.8×22.7)㎝の小さな画面に盛り込みました。
休日には家族揃って2階建ての赤いバスに乗り込んで
ロンドン市内をあちらこちらと廻って洒落たレストランや
カフェで楽しい食事や観光の思い出を綴りました。
画面中央に描かれたBigBen は
ウエストミンスター宮殿に付属する建物で
1859年に竣工したイギリスを代表する建物です。
時計塔の高さは96.3Mもあり竣工までに16年の歳月を要しました。
この歴史ある重厚な建物を作者は
フェルトペンとクレヨンで軽快に描き
黄色いクレヨンを用い3分程の短い時間で彩色しました。
作者がこれまでに制作して来た作品は
油彩画をイメージさせる厚塗り感の有るアクリル画です。
今回の作品の様に肩の力が抜けた描画は又一味違って新境地へ
足を踏み入れた第一歩となる気がします。
そして次の作品はデトロイトの街、
その次はニューヨークを予定している様です。
作品の出来上がりを楽しみに待っています。
絵画講師 若林薫 評
![](https://assets.st-note.com/img/1717316566116-i81lMULORR.jpg?width=1200)
「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
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よろしくお願い致します!」
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