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アドバイスに使ってみたい漫画の名言⑨ ~『ONE PIECE』~

気持ちがどん底に落ち込んでしまったとき、

(自分の周りには誰も助けてくれる人がいない

と感じたことはないでしょうか?
私はあります。

学校の様々な集団の中で生活する生徒たちにとっても、
ちょっとしたきっかけで人間関係に変化が生まれやすく、

(自分には誰一人、味方がいない)

と思い込んで悩み、
自己肯定感を大きく減退させてしまう場合もあるでしょう。

そんな繊細な10代の子どもたちに対して教師たちは日々、
様子を観察したり、周囲の生徒から話を聞いたり、
本人から悩みを聞いたり、説諭したりしながら
バランスをとることに配慮しています。

私は担任をしていたころ、

【より良い人間関係を築くためには】

というテーマで話をするとき、
よく『ONE PIECE』の主人公であるルフィの名言について
クラスに紹介していました。

おれは助けてもらわねエと 生きていけねエ自信がある!!!

ONE PIECE

この名言を伝えたあと、

私たちは、大人も子どもも

【一人では生きていけないこと】

を頭ではわかっていますが、
ルフィのような覚悟をもって考えている人は少ないでしょう。

そして、

おれは助けてもらわねエと 生きていけねエ自信がある!!!

というセリフに続いて

「だから、〇〇!!!」

というルフィの仲間に対する思いや信念が隠れているように私は思えます。

実際にはこのようなセリフはありませんが、
この「〇〇」の中に
私たちも1人ひとりが考えるべきことが隠れているのではないでしょうか。

ルフィほどの強いキャラクターでも、
人が生きていく上には助けてもらうことが必須条件
であることがわかっているんです。

私たちも誰かに「助けてほしい」とか「助け合おう」と要求する前に、

【人に助けてもらえるような人間になるにはどうすればいいのか】

ということを
相手ではなく自分を見つめるきっかけとして一度考えてみませんか。

というような私の個人的な感想を述べました。

もちろん、人間関係に悩んで、落ち込み具合がひどい生徒にとって、
このルフィの名言は刺激が強いのでタイミングを考える必要がありますが、
そのように悩む生徒が少しでも減るように
人間関係に対する考え方のヒントとなればと思って伝えていました。

そして、最後に

このクラスは
みんなに助けてもらわねエと いいクラスにならねエ自信があります!!!

と決め台詞で話を終了すると、だいたい苦笑いされてしまいます。

私の決め台詞は生徒たちに助けてもらえなかったので、
私自身、行動を振り返り、努力と改善が必要だったみたいです。

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