見出し画像

わざわざ不幸を選ばない。記憶の再生 | 日常から

こんばんは。
フダ カオル です。


とっても忙しかったのに(忙しいと思っていたのに)
夫がのほほんとしていて
腹が立っていた時。


後から、どうしてあんなに腹が立ったのかな?と考えてみました。

あ、記憶だな。と思ったのです。


母が子育てと仕事の両立で忙しくしている時に
私が寝不足で子育てしている時に
親戚での食事会で女性がパタパタ動いている時に

” 男の人は、女の人が忙しい時に
のほほんとしていて、腹立たしい ”

っていうところから来ていた、記憶だったんです。


これ、何かをきっかけに出てきやすい記憶だと思うのですが
わたしの中で「忘れられない」というものでした。


あの、
母の何となく悲しそうな顔
子育て中の不安な気持ち
女性たちの忙しそうな顔と仕事が終わった時のほっとしている顔


それが腹立たしさとなって
「忘れたくても忘れられない」と思っていました。


夫に対しても
その記憶が起因になって、いつもそう!あの時もこの時もこうだった!とけんがして、長くなってずうっと不貞腐れて機嫌が戻らない。


しかし
なぜそれをいちいち思い出すのか、そしてそれがリピートするのか考えてみたのです。


そして
あ、わたし覚えていたかった。と気づきました。


何かきっかけにそれを持ち出して
男の人を肴に、ムカついて再現して、悲しくなって
それがどんなに私の人生を奪ってきたか考える。


つまり悲劇が始まっていたんです。

だってその裏には
可哀想なわたし
それでも頑張るわたし
健気に生きるわたし
そして奪われるわたし


がいたのです。
それが脳内では気持ちよかったんだと思います・・・

ドラマに仕立てて
悲劇のヒロインをやっていたわけです・・・


これは辞めようと思いました(笑


だって
夫がのほほんとしていても
周りの男性がのほほんとしていても
わたしの幸せには関係がないから。
(つまり、わたしの領域のことだから。)


記憶の中の
子育て中の不安な気持ちも、今となればあたりまえで、
子育てという経験から得られた大切な気持ち。
ちゃんと子育てしたいっていう思いからのもの。


母の悲しそうな顔がずんと心に残っているのも
母には幸せでいてほしいっていう願いからのもの。


親戚の女性の忙しそうな顔を見てちょっと悲しかったのも
一緒に楽しみたいなという思いからのもの。


わたしもいま幸せだし
周りの女性も、今思い返してみたら、当時は忙しそうだったけれど
強かった。そして今はみんな笑っている。それが事実。


記憶を使って
誰かのせいにして奪われる悲劇のヒロインを愉しむことを選ぶより
事実をみて、自分の思いを知って今後に活かしていたい。


わざわざ、記憶をを再生させて
不幸になるのはやめよう。

と決めたのでした。

何度もリピートされる記憶の再生は
いとも簡単に被害者になり得て、
密かに脳内では楽しめるかもしれないけれど
それより、自分の世界を拡大する方向に脳を使いたいなと思ったのでした。

それにね、ほんとは
夫の、のほほんとした加減には
安心感をもらえたり、笑えたり、気分を晴らしてもらったりもしているのです。

そこに素直になっていたいなと思ったのでした。


この記事が参加している募集

#私のストレス解消法

11,183件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?