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炎暑の京都でひんやり甘味

 
極悪なまでの暑さが日本列島を覆う中、本日は夏の甘味の中でも自分がこよなく愛する一品をご紹介。

こちら、半兵衛麸さんの「せせらぎ」。


パッケージはこんな感じ。

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これがもう、えも言われぬ美味しさ。
一応甘みを足す為の黒蜜がついているんですが、自分はかけない。
このままの甘さが自分にとってパーフェクトなのです。

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中身は、もっちもちのお麩を寒天で固めてあります。
この寒天の固さがまず絶妙。
ミルク寒天みたいなカチカチの固さでなく(あれはあれで大好き)、崩れるかどうか、ぎりぎりの固さでとろんとお麩にまとわりついています。
この寒天が、甘味がほぼ無い。

そしてお麩、こちらにはごくごくうっすらと甘さがついてます。
小石に見立てたお麩は、プレーンとよもぎ味とゴマの3種類で、特にゴマのぷちぷちした食感と香ばしさが良し。
勿論お麩ですから、むっちむちの歯ざわりです。

小声で言いますが、自分は小豆が苦手な為、最初に分離して連れ合い(小豆もあんこも大好き)にあげてしまいます。
まあ好きじゃないというだけで食べられない訳ではないので、自分ひとりだったら普通に食べるんですけども。


そんなこともともかくも、この全体的な甘さレベルの低さがたまらなくいい。
真夏の蒸し暑い日々、あまりこってりした甘さや油脂分はかえってバテてしまうのですが、これは本当に、食欲が無い時でもあっさりつるりと食べられる。
でもお麩なのでタンパク質は豊富。寒天で水分も取れて、食物繊維もたっぷり。ゴマやヨモギでミネラルやビタミンも取れる。
勿論、見たまんま低カロリー低脂肪。
素晴らしい……!

ちなみに、連れ合いはやはり黒蜜をかけた方が美味しいと思うようです。
多分、平均的な甘いもの好きの人は、かけた方が美味しかろうとは思うのですが、できれば最初は何もかけないほのかな甘みを楽しんでみてほしく思います。


最後に、何と言ってもこの美しい見た目。
青紅葉の葉がさらさらと流れていく川の水面を見事に表現しています。
見ているだけで涼しい風が吹くようです。
こんなにも夏にぴったりな甘味があるでしょうか。

できれば一年中食べたいくらいなのですが、悲しいかな夏季限定。まあそりゃこの見た目ですから仕方がありませんが。


こちら残念なことに、この柔らかさから通販はできません。
京都の本店(建物が素晴らしい)か、高島屋または伊勢丹の直営店にてお買い求めくださいませ。
ひんやり冷やして召し上がると、極上です。

      



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