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結局何してる人なの?

「結局何してる人なの?」

よく聞かれます、What do you do?
もはや究極の問いですが、人生においてその定義はまだ済んでないので「普段どんな仕事をしているか」を書いてみようと思います。

1.イベントプロデューサー

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最近楽しい仕事です。
「お題」に沿ってイベントのコンセプトだったり構成だったり場を作り上げる仕事です。「お題」というのは企業さんから渡される(例:〜のプロモーションイベントがしたい!)ことも、自ら見つけ出す(例:Twitterで〜がトレンドになってるからイベントにしてみよう)こともあります。時には司会も。
最近のわかりやすい例として、AXNミステリーさんから上質な「お題」を頂けています。

↓お題「金田一耕助の特集を組むんですけど面白いイベントが出来ませんか」↓
A.金田一耕助ナイトを開催しましょう(その時の記事)

先日「英国俳優で面白いイベント作れませんか」というお題を頂いたので
「英国男優を愛でる会」というイベントで打ち返しました。

イベントにおけるキーワードは「偏愛」と「許容」。
推しを愛する形は色々あるけど、同担が嫌だと思わなければどう愛しても良いじゃない。それを体現できる場がTwitterだけじゃなくてリアルにもあると良いよね、そしてその「許容された空間」をAXNミステリーさんが供給していれば素敵だよね。という文脈で企画しました。

企画時に頭の中にあったのは「おっさんずラブ」の流行。あと他題材ながら二次創作時のカップリング炎上問題などの「他人が不快に思う推し方」でした。
だから「推すのも推し方もある程度自由!でも推しつけんな!」という会の主旨に。

必須条件として「登壇者も来場の皆さんと一緒だよー、どっちが知識あるとかそういうのじゃないよ。」という目線合わせと、知識比べにならぬよう英国男優に無知な自分が司会進行をするという緩衝材的役割が大事だなと思っていました。だから作品を観まくった金田一とは打って変わって、英国ドラマを全然勉強しないというアプローチを取ってみました。
また、僕がステージに上がることは知識量が余りないお客さんへ安心を渡すのに加えて、男性のお客さんを救うことにもなります。
実際のイベントの内容は先述のイベニアさんのレポートが詳しいのでそちらをご覧ください。レポートが濃い。笑
一例ではありますが、最近はこのような仕事に面白みを見出しておりました。

2.イベントディレクター

「お題」に沿った提案をするのがプロデューサーであれば「現場最適化」に寄り添って仕事をするのがディレクターです。

ある程度「こういうことがしたい」という状態で相談を受ける案件に対して「理想と実現のバランス」を取ることが仕事になります。
こちらも最近の例としてはpixivさんのTechsalon開催。

この案件に関してはpixivのfuroshikiさんの中に「観たい景色」がハッキリ浮かんでいて、東京カルチャーカルチャーで実現するには何をどうすれば良いかという仕事でした。(ビジョンを描けるリーダー、本当に大事だし素敵)

ちなみに
バ美肉したい!
・スマブラしたい!
・LT2箇所でしたい!
・でもメインセッションもあるよ!
・オリジナルドリンク出したい!
・VDJもしたい!
・サイリウム振りたい!‥etc

本当に色々な要望がありました。現代版縁日的な。
本番で「どの要素をどのバランスで重視したら最小限のストレスと最大限の効用でエクスペリエンスとして提供できるか」というのが仕事です。
レイアウトと導線設計だったり、滞りなく会を進めるには舞台側から映像を出すべきかPA側から映像を出すべきか、マイクはどれを使うのが良いか、ビュッフェのメニューはどのようなものであれば交流が進むかなど考えることは沢山。しかも実施までは頭の中でシミュレーションするしか無いので、想像力と思いやりの仕事とも言えるかも知れません。

なぜこんなに抽象的な表現で熱く押しているかというと、社会人になってから2018年中旬まで自分の対外的信用を作ってくれていたのは間違い無くこちらの方面の仕事だからです。

名刺としてすごく有難い存在になってくれた「ディレクソン」での役割だって現場のディレクター、その他渋谷区さんだったりeBayさんだったり大きい仕事をお任せいただける時の仕事はディレクターでした。そこで積み上げることが出来た信用でプロデューサーとしてのお仕事を頂いていると思っています。
自分のスキルセット(機材・会計知識)が上手いことハマったのがディレクターの仕事でした。
「参謀」的なポジション好きなんですよ、三国志でも孔明が好きです。

3.(軽く)ファイナンシャルプランナー

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キャノンのHS-1220TUG、君無しじゃ生きていけない

天邪鬼というかエンタメ家系に生まれたが故の逆張りなのですが、簿記とか確定申告とか数字の勉強が好きです(学びを兆したきっかけは飲みに行った時にでも聞いてください)。「逆張りをすると良いことありそう」という見立ては間違ってなかったと思っています。やっぱりエンタメを作る脳と数字の脳って食い合いというか、どうしてもぶつかる場面が多い。僕にとって数字はエンタメなので全部エンタメです。
財務諸表読めるようになって終わりじゃ寂しいじゃ無いですか。意図を読み取れるようになったら数字に意図を載せれるようにならないと面白く無い。

にしても2018年度は初めての青色申告を迎えた方が多かったですね、副業&複業の波か。

4.「結局何してる人なの?」

自分でもわかりません!
でも、どんな仕事してるの?と聞かれて2018年中旬までは「イベント屋さん」と答えていました。それが最近だと「色んな物のプロデューサー(プラットフォームはイベントが多い)」と答えるようになりました。
アイデアソンのプロデュースしたのもすごく楽しかったし、イベントのコンセプト設計に入りつつ、その前段階の部分から企画に入ったりするのも楽しいです。プロモーションのコンセプト作りも、ディレクソンでチームのプレメンタリングするのも全部楽しい。

一つわかったのは、先日亜弓さんと話した時に「何が好きなんやろうなぁ」という質問に対して「歓声」と答えたこと。どうも自分は歓声が好きらしい。
「人生で一番楽しかった時間」は自分がステージに上がって演奏していた時間。仕事ではまだ超えることが出来ていない。
また違ったベクトルとして「歓声の中に居たい」というモチベーションでジェフユナイテッド市原・千葉の試合を全通している(ジェフが強すぎないのがポイント)。
イベントの仕事がハマったのは「周りの人に歓声を起こす」楽しさを見出したからかも知れない。亜弓さんに「じゃあ一人で完結しないね。」って言われたのは本当にその通りだと思います、巻き込まずにはいられない。笑

20代後半、このちょっと変わったスキルセットとマインドセットを何に反映させたら面白いのかなーと考える今日この頃です。そしてそのアウトプットを括った言葉がWhat do you do?の答えなんじゃないかなと思います。

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