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読書[からだにやさしい手作り服 自分サイズのユニバーサルファッション 栗田佐穂子 NHK出版]

腕の上げ下げがしにくい人が着る、脇の下にゆとりある服にする既製服アレンジが載っている。
脇の下が過敏で服に接触したくない状態を経験したので、こういうのが見たかったんだ~!と思った。
自分に必要な服は介護系のリメイクだったのか。知らんかった。

脇の下にダイヤ型のマチをつけてゆとりを持たせるリメイクは、完成イメージは前からあった。
しかし気温・湿度・時間の余裕・体力の余裕・眠くなく・頭が冴えている・縫い物モードの全てが揃う日は10年に1度位しか来ないので自分があてにならない。
既製服をほどいたりハサミを入れたりするのって怖い。
服をボロ布にする恐れがあるから。

この本があれば、自分でできなくても器用な人やお直し屋さんに頼む事もできる。

他にも、年齢問わず使えそうなアイデアとやり方が豊富に紹介されていて、
外出が嫌にならないようにという愛情を感じる。介助して貰わず着替えやトイレが自分でできれば、尊厳が守れる。


脇の下にファスナー
ニットの首から肩にテープスナップ
片手で結べるネクタイ
背中にファスナー開きをつけたジャケット
ボタンに面ファスナー
片手で着脱できるズボン
巻きスカート

トランクスを縫い付けたズボン 脇のファスナーで、動く方の手で自分でトイレに行ける
トランクスを縫い付け、脇が開くズボンで車椅子の人のトイレが楽になる
車椅子用上下に分かれたレインウエア

モモンガみたいな脇のゆとりある前開きブラウス

晴れの日の為の車椅子ファッション
二部式に改造した着物
背中側が開くゲストドレス

2003年の本なので、古めかしい部分もあるが、とても実用的な本である。
他の関連書籍も見てみたいと思った。











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