Kaori Terakado

IG@kaoriter_

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最近の記事

花から種へ

花摘みと手入れを繰り返して、スイトピーの出荷は続きます。 3月下旬にはスイトピーのシーズンは終わりに近づいていきます。 もうすぐスイトピーも終わっちゃうのか、、と思うとなんだか寂しい気持ち。 野菜や果物のように花にも”旬”があります。 春になって気温が高くなり、湿度が上がってくると花染みが増えて出荷が出来なくなります。そうなってくると次のシーズンに向けてスイトピーの種取り作業に取り掛かります。 種取り作業は5月〜6月になるのですが、それまでの間にもスイトピーの蔓はぐんぐ

    • 日々の手入れ

      スイトピーの花を摘んだ後、花の手入れをします。 綺麗なスイトピーを育てるためにとても大事な作業です。 マメ科の蔓は1ヶ月で約1メートル伸びるとされています。 あっという間に背丈も抜かされて、ぐんぐん伸びて、蔓(巻きひげ)やわき芽も絶えず増えていくので気温が高くなってくると手入れ作業に追われるそうです。 そして繊細なスイトピーは、茎が伸びていく段階で少しでも障害物に当たると真っ直ぐ伸びず曲がってしまいます。そのため一本一本丁寧に作業を進めないといけません。 いつの間にか大き

      • 朝一番の好きな作業

        12月から始まったスイトピー農家さんでのお仕事。 わたしがハウスに行くことになった時は既に出荷が始まっている時期でした。 種まきは8月〜9月のようです。ここから見たかったなあ、、 セルボックスに昨年収穫した種を品種ごと蒔き、それぞれ畝に植えていくようです。 最初に教えてもらったことは花の切り前。切り前とは花を収穫する時の咲き具合のこと。 スイトピーの花の規格は付いている輪の数によって決まります。 写真の場合、花は下側から数えて5輪。 付いている花の数によって4P、3P、2

        • 岡山とスイトピー

          ”春の花”として思いつくもの。 ラナンキュラス、チューリップ、ヒヤシンス、アネモネ、水仙、、 花市場の仲卸で働いていたときは、花の移り変わりで季節の変化を感じていました。あの花が入ってくるからそろそろ暖かく(寒く)なるなあとか。。春は四季の中でも華やかで明るい花が多く感じます。品種も改良されて、お洒落で珍しいものもどんどん増えています。 今年、わたしにとっての”春の花”はスイトピーでした。 仲卸、アトリエ、いろんな形で花の仕事に携わってきましたが、去年の秋に地元の岡山に戻り

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