頭部瘀血が形を変えて出ていった症例
かおり鍼灸院の患者さんの興味深い症例です。
50代女性 アトピー性皮膚炎
昨夏の終わりから週一で来院している。
アトピー性皮膚炎は大分良くなってきた。
かおり鍼灸院に来るまでは、頭寒を知らなかった。
現在は、積極的に氷のうで頭寒をしている。
頭寒をすると気持ちが良い。
先日、不思議な体験があった。
氷のうで頭を冷やしていると
頭頂部の血管の中を
何かが
左から右にボコッ、ボコッと流れていった。
とても気持ちが良かった。
この現象は数日間に10回ほどあった。
その直後に、生理になった。
生理開始後、この現象は収まった。
体調は更に良くなっている。
【かおりの考察】
この方の鍼灸治療は、頭部瘀血処置、解毒処置をメインに施術しています。
頭部に溜まっている瘀血(おけつ・古血)が、鍼灸治療と頭寒で溶け、
生理の形で出ていったと考察します。
この方は、下腹部に手術痕があります。
腹部を手術(帝王切開を含む)すると、瘀血(おけつ・古血)が溜まり、
頭部(あたま)にも瘀血が溜まりやすくなります。
アトピー性皮膚炎も瘀血に関連しています。
瘀血は肝(臓)と深い関係があります。
肝(臓)と子宮・生理は深い関係があります。
今回、頭部の左から右に流れた現象は、
頭部瘀血を、体の右側にある肝臓に集め、
生理の形で毒出しをする為と考察します。
今回、ある程度、頭部瘀血を出すことができたので、
左から右にボコッ、ボコッと流れる現象は収まりました。
頭部瘀血が減って、体調は更に良くなりました。
右(肝臓)に集めて、下から出す。
上から下の法則。
体はすごいです。
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