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#19 「質より量」を選択できるありがたみを噛み締める

#19 2024/8/11~8/17の振り返り

仕事において、「質と量」の話はよく出る話題の1つです。

私がインプットしている内容に偏りがある可能性もありますが、ここ数年多くの人に言われているのは、質は量からしか生まれないということではないでしょうか。

量をこなせば質が下がり、質を高めれば量が減ると考えられがちですが、実際は質と量はトレードオフではない。

私が購読している山口周さんのマガジンでも、J.S.Bachの作曲数と完成度の例を挙げて、質を生み出すためには量が必要だと述べられています。

私自身も、質を求めるならば量が大切だと考えています。

営業など量をこなすことで見えてくるものもあれば、文章や企画出しなどクリエイティブ性がある内容に関しては、たくさんアウトプットする中に良いものがあったりします。

しかし、誰でもいつでも「量」に取り組めるわけではないということは、常に念頭においておくべきだと考えています。

単に量に取り組むといっても、限られたリソースで成果を最大化する必要がある会社組織の中で、いつまでも質が良いアウトプットや成果を上げることができないと、ただコストパフォーマンスが悪い人と認識されてしまうかもしれません。そうなると、量に取り組みたくてもやらせてもらえない、量を制限される可能性もあります。

もちろん最初から質を生み出せるわけではなく、時間がかかることもありますが、質を生み出すまでの時間を「コスト」と捉えられると、自分自身を客観的に評価できるのではないでしょうか。

キャリアの早期にできるだけ「量」に取り組み「質」を生み出し評価されることで、それ以降も「量」に取り組める土俵に乗れるのだと思います。

また、違う観点から考えると、キャリアを積む=年齢を重ねていくと、結婚や出産、介護などのライフイベントに応じて、自分の仕事だけに集中していれば良いわけではなくなります。体力の衰えもあるでしょう。

一般的には、キャリア早期よりも量を出すことは難しくなると考えると、量に集中できるのはボーナスタイムとも言えるかもしれません。

自分自身のことを考えてみると、仕事に限らず何か新しいことに取り組む時、自分にとって「量」が必要だとわかっています。器用に最初から要点を掴むことができるわけではないし、説明を読むだけではダメで、何事もまずはやってみることで理解を深めていくタイプです。

そのため、毎回新しい仕事を始める際には、(当たり前ですが)1回目から成果を出すぞという気持ちでやるようにしています。矛盾するようですが、量が大事だから1回目は様子見、という気持ちで取り組んでしまうと、量に取り組む機会を持てなくなってしまうかもしれないという怖さがあります。そんな環境を自ら作らないためにも、量が大事なことが前提の上でコストパフォーマンスを見ながら成果を出すことにフォーカスする。

「質より量」を選択できるのは、とてもありがたいことなのだなと改めて思った1週間でした。

それでは今週も頑張りましょう!


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石丸 香織



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