
#25 年末年始に行動指針を決めた効能
昨年末、アナグラム代表の小山さんのnoteを拝読しました。
年末年始、僕はいつも「自分専用の行動指針」を書いています。
— こやま@アナグラム代表 (@jkym0) December 26, 2024
200項目ぐらいの行動指針を、手帳に書く。
そして、毎朝見る。
たったそれだけなのですが、人生を根底から変えうる目標管理の方法だと思っています。
……詳しくはnoteに書いてみました。#notehttps://t.co/PLZCMUu8pr
200個の行動指針を策定。手帳に書いて毎日読み、日ごと・週ごとに振り返りを行うことで、人生がよりうまくいったという内容です。小山さんは手書きのチェック表を作成し、毎日各項目の点数をつけているそうです。
一流の人は、複雑なことを無意識にやっていることから、あえて習慣化のセオリーである「行動のハードルを極力下げる」の真逆で、複雑で難しいことを行動指針に策定し、無意識に行えるようにされているとのことでした。
小山さんのnoteを拝見し、これはめちゃめちゃ良さそうだなと思い、年末年始に私も行動指針を考えてみました。運用してまだ2週間弱ですが、とても良い変化を感じています。
行動指針の決め方
いざ行動指針を決めようと思っても、考えが広がりすぎてどう手をつけていいか分からなくなりました。最初はその時点で決めていたビジョンや大切にしていることを入力してChatGPTと一緒に整理していたのですが、今考えてることだけで決めて良いのか?やるならば徹底的に考えて取捨選択したい..と思うようになり、もう一度自分の将来のビジョンから考え直すことにしました。
毎年同じ手帳で前年の振り返りをしているので、まずはいつも通り2024年の振り返り、そして理想の人生を描き、キャリア・人間関係・健康・クリエイティブといった項目別に理想と現在の差分を出していきました。(海外の人が作った手帳ということもあり、クリエイティブやスピリチュアルという項目があるのを気に入っています)
2024年の時点で描いていた理想よりも、かなり上方修正された内容になったため、差分が大きく、1年後・3年後・5年後・12年後(12年後が50歳なので)に分けて考えたりもしました。
ここまで考えてから、行動指針を出していくことにしました。小山さんのように200個は決められなそうだなと思い、まずは30個ほどに絞って決めて、毎週書き足していく形にしました。
使っている手帳がたくさん言語化する作りになっていることもあり、大分頭の中に行動指針になりそうな言葉が出てきており、紙に書き出すとちょうど30個ほどになりました。具体的な習慣や目標になりそうなことも書きそうになったのですが、それらは短期的に変化したりクリアしていくものだと思ったので、長期的な目線かつ抽象的な内容に絞りました。
例えば「毎日30分走る」「15時以降にコーヒーを飲まない」ではなく「120%心身が健康になる習慣か?」という感じです。
最初に書こうとした時は、耳ざわりが良くいい感じの言葉ばかり出てきてしまったのですが、自分のビジョンとの繋がりが薄かったり、人の言葉を借りてきただけの気がして、これからの行動指針にできる気がしなかったです。最終的に出した行動指針に関しては、きちんと腹落ちして、こういう人生を送りたいと思えるものでした。
行動指針を決めた効能
年始はとかく目標を立てがちですが、目標を決めても、日常生活に落とし込めなければ達成できないと思います。そういった点で、目標からブレイクダウンして行動指針を決めたのはとても良かったなと思います。
毎日行動指針を眺めるだけでも、その日1日「あの行動指針に反してるかも」「今のは行動指針に合ってて良かったな」と意識することができるんです。自分が時間と頭を使って考えたことなので、読むだけで背筋がピンとする感じもします。
また、私は「良い習慣が良い人生を作る」という言葉を知ってから、習慣を大切にしています。しかし、怠惰で自分に甘いところがあるのが分かっているので、習慣をサボらずに継続させることにいつも緊張していたし、決めたことを守らずに自己嫌悪に陥ることもありました。それが行動指針があることで、特に意思の力を使わなくても、すんなり良い習慣を継続できていることに驚いています。
例えば、決めている習慣の1つに「夜寝る前、ベッドに入ったらスマホを見ない」があるのですが、ついダラダラとスマホを見がちでした。「睡眠に良くないからスマホを閉じよう」「目に悪いからやめておこう」と言い聞かせたり、スマホを遠くに置いたり工夫するのですが、毎晩スマホに手が伸びかける自分との戦いでした(大袈裟ですが)。
ところが、「120%心身が健康になる習慣か?」という行動指針がありますので、特に戦わなくても自然とスマホを置いて目を閉じれるようになったのです。いつも怠惰な自分や意志が弱い自分と戦っていた身としては、その戦いがなくなっただけで疲れなくなったという効果もありました。これは自分にとってはとても大きな進歩で、行動指針を決められて良かったなと思っています。
めんどくさがりな私でも行動指針を習慣化できる方法
小山さんはnoteの中で、200個の行動指針を手帳に書き出して、毎日5点満点で点数をつけて振り返りをされていると書かれていました。とても良さそう..と思ったのですが、行動指針を読む、行動指針をもとに1日を振り返るというだけでも、2つ新しい習慣ができることになります。自分の性格上、一度に多くの習慣を身につけることはできないだろうなと思いました。
そのため、点数をつけた振り返りは一旦なしにして、この3つだけやってみることにしました。
・毎朝、仕事の前に行動指針に目を通す
・1日を振り返って言語化する(日記をつける)
・1週間ごとに、行動指針を見直す
私はのび太くん並みのめんどくさがりで、なんとか楽をしたいと考えてしまうのですが、この3つは毎日の流れにスッと溶け込めるものだったのと、やってみて明らかな効果を感じているため、自然に習慣化できています。(とはいえまだ2週間弱ですが、3日坊主を避けられたので大丈夫だと思っていますw)
2025年も、個人としても会社としても貪欲に、ますますパワーアップしていきたいなと思うので、このタイミングで行動指針を決められて良かった〜!と思います!ご興味ある方は、ぜひ小山さんのnoteをご覧になってみてください..!
それでは今週も頑張りましょう!
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