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苔むす白駒の池を歩く / 長野県南佐久郡

白駒の池(地図上では白駒池)は北八ヶ岳の八千穂高原にある池で、標高2100mに位置します。一年を通して観光客が多い場所ですが、紅葉の時期の、特に土日は駐車場がいっぱいで道路も大混雑しています。ゆえに未だかつて行ったことがなかったのですが、先日初めて行ってきました。

白駒の池は人の手が加えられていない原生林を見ることができることでも有名で、なんせもののけの森という名のエリアもあるぐらい、美しい森があります。また、せっかく来たので森だけでなく、高見石まで登り、白駒池を上から眺めたあとで白駒池まで戻ってぐるっと周回するコースを歩くことにしました。


駐車場からすぐそばの白駒池入り口から一歩足を踏み入れると、もうそこは原生林。木の枝と葉っぱが日差しをカットしてくれていて、涼しい。ちなみにボードウォークがあるので歩きやすいです。

土と葉の混ざったような匂いが立ち込め、湿った冷たい空気が辺りを纏っています。しばらく歩いただけで肌がしっとりして髪の毛がうねるうねる。

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緑の森
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つやつやの苔

しばらく歩くと、宿泊施設兼レストランの白駒荘が見えてきました。なんと今年で100周年の歴史ある宿なのだそう。そしてその向かい側には白駒の池が広がります。

どーん

標高 2100m以上の湖としては日本最大の大きさ。徒歩40分ほどで一周することができます。透明度がとても高い(5.8m)のも魅力。
白駒荘のソフトクリームの文字に後ろ髪引かれつつ、とりあえずはここを素通りしてさらに奥に進みます。

苔がこれだけ育つ場所なのでもちろんカラッとはしておらず、しかも前日の雨の影響もあってか石がつるつるでサクサク歩けません。めちゃくちゃ滑ります。転んで怪我をしないよう、国会の牛歩くらいのスピードで登りました。安全第一。
あっちを見てもこっちを見ても色が濃くてツヤッツヤの苔だらけ。

コセイタカスギゴケという名の苔らしい。個性高すぎと覚えよう
光が当たって神秘的
うるうる
島みたい
新芽は色薄め


ツルスベの道を40分くらい登ると高見石小屋が見えてきました。ここは通年営業している山小屋で、名物の揚げパンや飲み物の販売もあります。すでに多くのお客さんがドリンクを飲んだりして休憩していました。
わたしたちの目的はその後側の高見石に登ること。ここから白駒の池を一望できるのです。

岩登り
頂上からの白駒の池。

ゴツゴツと大きな岩ですが○が描かれた岩を目印に登っていくと難しくはないので大丈夫。よじのぼった先には絶景が待っています。

高見石を下りて今度は違うルートを使って白駒の池まで戻ります。
帰りのルートの方がボードウォークのエリアが多かったような。

歩きやすいよ
ふさふさ
ふさふさ
ふさふさ


苔の森をキョロキョロ眺めながら歩いて再び白駒荘のところまで戻ってきました。序盤で食べなかったソフトクリームで休憩タイム。
青色のトンボがたくさん飛んでいました。

あなたの名前は?

休憩したあとは白駒の池の周りを歩きます。

もののけの森と呼ばれるエリアを過ぎ、池の周りを一周しました。池の周りはボードウォークになっているし平坦で歩きやすく、高見石まで行かなければ観光にも最適です。
今度は混雑をかいくぐって紅葉の白駒の池を見に行きたいなあ。

余談ですがこの日の白駒の池は21℃。家に帰ったら32℃で落ち込みました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。よければまた、遊びに来てください。