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タイムマシンに乗って

こんちわ!かおりPです!!
Xの方では低浮上気味で、最近何やってんだろう?と思っている人もいるかと思います。いるかな?ちょっとはいてほしい(笑)。

実はですね…
昨年リリースした2ndアルバム『羽の意味さえ』をちょっとだけいじってました。

このアルバム、最近1周年を迎えて一旦サブスクから取り下げたのですが。
理由としましては、ラウドネスノーマライゼーション対策を全然やってなかったからです。なのでやり直そうと思って。

以前、別の記事で私のミックス・マスタリングに対する興味のなさを書き殴ったのですが、当時はとりあえず音が大きくなればいいんでしょ的な考えで作ってました。まさに作業ゲー。

で、いざサブスクに上げると……やっぱり周りの曲の方がドン!とくる迫力があるんです。ちゃんと知識がある方やエンジニアさんが手がけた曲の方がまとまりがある。広がりもある。
音の大きさにこだわりすぎて、結局潰されてしまってたんですね。特にボーカルが引っかかってたかな。

これまでは「誰かと勝負してるわけじゃないし、別にいいか」と思っていたんですが、そうも言っていられなくなり。

もうぶっちゃけますけど。
実は私、Spotify公認アーティストになります。

これによって私の曲が他の人にオススメされやすくなるんですね。
ということは、誰かの曲の前後にランダムに私の曲が流れる可能性が上がるわけなんです。
そこで聴感上音量差があるとリスナーには優しくないわけなんです。

ミックス・マスタリングに興味はないけど、そこでガッカリされるのはイヤだな、と。

そこで考えました。

『最低、誰かの曲→私の曲にたまたまたどり着いたとき、音量アップさせる必要がないくらいには周りに合わせよう』
これくらいの目標は持って取り組もう、と心に決めました。

で、ですよ。

先にご紹介しました2ndアルバム。
当時は悩みに悩んで、私なりのベストバランスでリリースしたんです。
それを久しぶりにDAWで開いたら………しょ、しょぼい……!!!(あるあるですね)
全曲マスタートラックに何も挿さってないんだけど(笑)。ホラーかな????

一応おことわりしておきますが、楽曲自体はとても良いです。特にメロディーラインは宇宙一キレイだと自負しています。
ただ、やっぱり音質にくすみを感じます。

でもさ。
これを今さらいじるのってどうなの??

そりゃ全ミュージシャンがやりたいことじゃん。
タイムマシンで過去に遡って、あの時のあの音を直したい、なんて。
そういう取り返しのつかなさも含めて音楽じゃないの??現にアルバム単位でダウンロード購入してくださった方もいるのに。この音で慣れ親しんでくださった方もいるのに。
という自問自答があり。

一方で、そんなのどうでもよくない?自分が納得いく形で音楽活動を続けていくのがベストでしょ!むしろ今回みたいにリリース後に修正できるのが野良クリエイターの強みでしょ!という私もいて。
どっちもエゴなんですよ。

そんな葛藤を経て、折り合いといいますか落とし所といいますか……今回の『微』修正に至ったわけです。

ちょっと今の知識で過去曲の本気リミックスやってみたんですよ。
結果、めっちゃカッコいい感じにはなりました。
ただ、かわいくない。

かわいくないってなんだよ!って話ですよね。
前どっかで同じようなこと話したけど。
「あの時ああすればよかった!」を自由に修正しながら歩む人生って、幸せなのかな。
テストも全部満点取れるじゃん。宝くじも全部当たるじゃん。

1stはあまりにもアレだったのでリマスター音源出したんですけど、2ndは結構がんばったんですよ。私なりに。

これもエゴなんだろうな。
これから私の2ndを初めて聴くという人からすれば、しょぼくてかわいい!なんてどーでもいい。セールスポイントにならない。このしょぼさがいいよね!は過去の産物にしか冠されない。

きっとガチで音楽業界でメジャー突っ走ってるアーティスト、周りのプレイヤー、エンジニア、プロデューサー、スタッフなんてもっといろんな葛藤があるんだろうな。
しょぼさはプライドになり得ない。
ひたすら前を見て、その時代での最高を目指して制作を続けるしかない。

ただ、私はただの野良クリエイター。
なのでこれだけは言わせてほしい。

私にとっては、過去作も最新作も、全てひっくるめて『アーティストの意図』なんです。

結局、私は中庸を取りました。
当時のがむしゃらさを残したままで、ちょっと変わったかな?程度にしておこうと決めました。

ラウドネスも、結束バンドを聴いた後で私の曲を聴いて、まぁ…音量上げるほどじゃないかな……くらいを目指すことにしました。
リファレンスにしたってほどじゃないですが、編成と系統としては似ていて、より現代的なので後ろを着いていくことにしました。あと普通に好きだから。負けた!と思ってるわけじゃありません。

よく人気の漫画がアニメになって、そのアニメが実写化されて……ってあるじゃないですか。
わかってるんですよ。
漫画の時代から知ってる人は「ええ〜?!」ってなるんですよ。
でも、その漫画をよく知らない人からすれば、映画になってて2時間で大迫力&要約されてるのってありがたいんですよ。
だから今回の処置も……以前の聴感で慣れてる方からしたら……まぁ、ご理解ください。

……とまあ、いろいろと語りましたが。

要するに『羽の意味さえ』が神アルバムだったってことです。はい、親バカです。ナルシストです。

全曲、当時の私のDTMスキルでは包み込めないくらいに個性とパワーがありました。正直、リプで〇〇って曲がよかったって教えてくれるのめっちゃ嬉しかったです!!ありがとうございます。

どうしても私は最後までJ-POPでありたい。
サブスク全盛なら、もう仕方ない。ついていくしかないんです。サブスクで戦い続ける覚悟を決めました。

これからもいろいろな困難や葛藤があるんでしょうけど、そういうストーリーもひっくるめて楽しんでもらえたらなと思っています。

かおりP
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