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自分の心を照らし出す、音楽の力

今、娘がハマっているアニメがある。

私も前から見たいなと思っていたアニメ。
ただ、もう第5シーズンの放送が始まっていて追いつかないし…とか思っていたら。
先日から娘が、第1シーズンから怒涛の勢いで視聴し始めた。娘は連続で見ているが、私は仕事や家事の合間にしか見られないので、飛び飛びで見せられるという地獄。
娘はしっかり第5シーズンに追いついた。
恐るべし…。

私も元々オタク気質で、昔からアニメは大好き。娘がストーリーを理解出来る年齢になってからは、『銀河英雄伝説』や『ワールドトリガー』などを勧めては、娘を沼にはめてきた。
今回は逆パターンで、私が『文豪ストレイドッグス』の沼にはめられたので、今度は娘を『BLEACH』か『鋼の錬金術師』にはめようと考えている。


『文豪ストレイドッグス』はまず作画がキレイ。第1シーズンから作画崩壊がないのが素晴らしい。

この作品が、「文豪を冒涜している」とか、「文豪を軽々しくキャラクターとして使うなんてズルい」とか、色々批判も多いようだけど(確かにこのアニメを見たら、森鴎外の事を嫌いになりそう…)、それを差し引いても面白いストーリーだと思う。
本当の文豪とは棲み分けて、全く別の「エンタメ」として、皆楽しめればいいのになと思う。

そもそもアニメは登場人物がカッコイイキャラクターじゃなければ、見る人が激減しそう。
娘に「これを実写で実際の文豪が演じても、誰も見いひんのと違う?」といったら、「逆に面白いかもよ。」と言われた。

あの中島敦が、虎に変身して…?
ちょっと見てみたい気が…
いや、やっぱ辞めよう。



今回私がこの『文豪ストレイドッグス』のアニメとともにハマったのが、エンディング曲を歌っている「ラックライフ」というバンド。
『ツルネ』や『食戟のソーマ』など、他にも色々なアニメの曲を歌っている。


初代エンディング曲『名前を呼ぶよ』


第2シーズンエンディング曲『風の吹く街』


第3シーズンエンディング曲『Lily』


第4シーズンエンディング曲『しるし』


第5シーズンエンディング曲『軌跡』

他のアニメの曲も聞いたけど、やっぱり『文豪ストレイドッグス』の曲が1番良かった。しかも、どの曲もいい。(思わず買っちゃったよ、ベスト盤CD。)

「主人公の成長」や「各キャラクターそれぞれの生き様」を表現しているアニメだからなのか。
それぞれの曲の内容が、ちゃんと第1シーズンから第5シーズンまで、成長していく主人公達の心の動きに添って作られている。

その中でも特に『名前を呼ぶよ』が好き。
しかも、毎回アニメ終盤の盛り上がりに合わせて被せてくる、曲のかけかたもニクイ。

ラックライフの曲は、ストレートだ。
「こう生きたい!」が溢れている。歌い手やバンドメンバーの熱量が凄い。ライブで聞いたら、さぞかし熱いだろうな。


自分の好きな音楽や曲は、心を開いてくれる気がする。私は歌もうまくないし、すぐに喉を痛めてしまう。カラオケに行くのは苦手。でも、好きな曲を自由に歌うのは好きだ。
心に響いた部分の歌詞を歌う時、いつも涙が溢れそうになる。決して「誰かに向かって歌っている」のではない。けれど、どこか上の方に両腕を広げるようなイメージで歌声を放っている気がする。
普段心に秘めている、想い達の解放。


この歌詞達が心に響くということは、私は心の奥底では『こんな生き方をしたい』と願っているのか。

もう人生の折り返し地点に来ているというのに。
自分の中には、まだまだ中二病のような、こんな熱い想いが眠っていたのか…(笑)

そんな自分に呆れながらも、

でも、わかるよ。

そう心につぶやいた。

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