見出し画像

外食 フィレステーキを食べる

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

先週外食を始めてから、たったの10日間で何度も外で食べる機会があった私達。 気を引き締めようなどと言っていたのに、実際はコロナのことを考えずに生活をしている感じです。 で、また外食をしました。 近所のピッツェリア兼トラットリア(シチリアにはこの手のお店が多いのです)へ。 近所って車で2,3分の距離なので、本来ならば徒歩圏です。 ただ歩道のない国道沿いなので、夜歩くには危険過ぎるのです、シチリア人の運転は凄いですから・・・。

例によって前菜は何故かジャガイモ。 他にも色々あるのですが、「ピッツァを食べよう」という時は何故かこれになるのです。

画像1

この店のは割と上品であります。 フレンチフライの他、ミニサイズのコロッケ、アランチーナ、スピエディーナと呼ばれるパンにベシャメルを挟んで揚げた物(右の四角い物)など。 これ、1人前ですが、これを食べたらピッツァは入らない・・・。 幾つかとってみんなで分け分けします。

6人中4人がピッツァを頼む中、いきなり私は肉をチョイス。 ピッツァを食べるつもりだったのに、急な心変わりです。 シンプルなフィレ肉、付け合せにローストポテトが付いてくるのですが、それをサラダに変えてもらいました。 こういう我儘が効くのが嬉しい、日本でも出来るのかしら?

画像2

超シンプルです。 ここに塩とオリーブオイルをかけて食べました。 200g以上あったかも、でもちゃんと完食。 イタリアの肉は勿論赤身です。 霜降りに慣れている日本人には「硬い」と思われるかもしれませんね。 私的にはこれが本来の肉ですけど。 しっかりと噛まなくてはいけない、ある意味野生的なお肉。 肉食の私が帰国するとほとんどお肉を買わない理由は、霜降りばかりで脂っぽいから。 基本的に肉の脂身は苦手なのです。 食べている時は美味しいと思っても、胃腸が拒否する・・・。 霜降りだったらこの量は食べられないですからね。 

でももっと驚いたのは友人が頼んだカラマリ。 そうイカのグリル。 凄いデカイのが出てきました。

画像3

私のお肉よりも大きかったです、お皿からはみ出しそうですから。 彼女もこれを完食していました。 

考えてみたらステーキなんて自分で焼けば良いのだから、他の物を頼めば良いと思うのですが、そう思いながら結構な確率でシンプルなステーキをオーダーする私。 理油はどこのトラットリアのメニューもほぼ同じで、オリジナリティに欠けているのです。 つまり、外食しても、場所を変えても食べる物はほぼ変わらない・・・、という、非常につまらない状況なのです。 色々と試した結果、魚介のフリットかフィレステーキを頼むことがほとんど。 

レストランは違います。 特に若手シェフのいる所は斬新な発想で新しい物が出てくるので、メニューを見るのも楽しいですよ。 かと言って鶏肉入りのパスタやキャベツ入りのパスタは出てきませんが(笑)。 彼らに日本のイタリアンレストランでパスタを食べさせてあげたいですねぇ。

冒頭に「コロナを忘れて生活している・・・」と書きましたが、イタリアはまだ収まっていません。 ナポリを州都とするカンパーニャ地方、増えているんです。 小さな村でクラスターが起こりました。 

ひとまず収まったから、ちょっと経済も回していかないとね・・・的な流れになっていますが、ここで第二波が来たら今迄の自粛が水の泡となってしまいますよね? 日本も感染者は出ているし、もう少し対策ってないのかしら? 個人それぞれが自覚を持つしかないのですけどね。 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?