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10日振りの外食

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

水曜日の話です。 10日振りに友人と外食をしました。 ドイツ人でシチリアの女性と結婚してドイツに住んでいましたが、この夏に奥様を亡くされた方。 シチリアにも家があるので毎年夏には3ヶ月くらいはこっちで過ごしていましたが、今年は勿論無理。 でも少し落ち着いて、今月遊びに来ています。 郊外の庭付きの大きな家に1人でいるのは寂しいでしょうし、いくら奥様側の親戚がいると言っても毎日会うわけではないし、特にこの秋はお天気も悪い日が多くてぱっとしない。 日が暮れるのも早くなって来ていますから、長い夜を1人で過ごすのは寂しいと思うので先日も我が家へお招きしました。

この日も家に呼ぼうかと思ったのですが、結局外食しましょうと言う事になり、彼の家へ迎えに行って、トラットリア兼ピッツェリアへ。

ここはお肉も美味しいのですが、3人ともピッツァにしました。 何か前菜も取ろうと言う事になり、これ。

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奥の白いのはカジキマグロのカポナータ、トマトソースなしです。 ナスのカポナータが一般的ですが、実は元々カポナータって魚で作られていたのです。 長い事忘れ去られていたこのメニュー、ここ数年で復活の兆しを見せています。 誰かがどこかでプロデュースしているのかしら? そして「カルド・ミスト」と言う、フレンチフライ、コロッケ、パネッラと言うひよこ豆を練り上げてあげた物のミックス。 何故かシチリアの人は前菜にこれを頼みます。 パレルモの人だけかしら? 先日メッシーナ(シチリア島の東側)でピッツァを食べた時にはいきなりピッツァでお終いでしたっけ。

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これが1人分とは! このお店、盛りが大きいです。 3人で分けたとしても、これを食べるとピッツァを完食するのが難しくなります。 なので私はミニサイズを。先日のメッシーナでもミニサイズを頼んだんでしたっけね。 私には丁度良いのです。

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ミニを頼むのは子供が多いのでしょうね、こんな可愛いお魚が出て来ましたよ。 トマトソースなしのベジタリアンピッツァ。 ここに唐辛子入りのオイルを垂らして食べました。 

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相方のは、トマトソース、チーズ、ケッパー、オレガノ、とってもシチリアンなピッツァ。 お友達のは画像なし。

昨日も触れましたが、イタリアのコロナ感染者が増えています。 昨日は遂に1万人越え!!! 北イタリアが多いのは変わりませんが、第一波の時には感染者数が少なかったカンパーニア地方が増えています。 ナポリ在住の友人に聞いたところ、やはり夏のバカンス以降増えたと。 サルデーニア、クロアチアなどへ出かけて感染して戻って来て、そこから徐々に増えたとのことです。 現在アマチュアレベルの接触を伴うスポーツに関する試合や活動は全て禁止。 室内外に関わらずパーティは禁止。 結婚式は最大30人まで参加可能。 あらゆる種類の学校が企画する修学旅行やガイドツアーや教育目的の外出中止。 ふー。

今朝のニュースでは再び美容院も閉まる可能性があると言うことです。 外食も再び禁止されるかも知れませんね。 のんびり外食なんて、すぐに禁止されてもおかしくない状況になって来ました。 まだロックダウンに入っていないのは経済的な事を考慮に入れてなのでしょうが、いつ始まってもおかしくないような気がしています。 

家に招くのも、同居人を除いて6人までを奨励。 今日は友人1人が来る予定ですが、そのうちこれも禁止されるかも? 友人夫妻とその子供を呼ぶつもりでしたが、どうも夫婦喧嘩の真っ最中で、彼女だけ子供も置いて遊びに来ます。 夫の方は土曜日の夕方にいきなり1人で来たんだっけ。 夫婦喧嘩、長引いている様子。今晩は彼女のぶちまけ話を聞く夜になりそうです。 そうやって吐き出さないと不満やそれに続くストレスが溜まってしまいますからね。 聞き役に回るつもりでいます。 ちなみに私、ノーストレスで生きています。

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