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突然の来客とカボチャのラザニア

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

土曜日の夕方のことです。 相方は昼寝中、私はパソコンに向かっていたら、ピンポンと。 土曜日のこの時間に何だろう? 夕方6時ごろのことです。 インターフォンに出てみたら、友達でした。 いきなり?

相方も起きてきて、「マルチェッロでしょう?」と、何だ来ること知ってたの? ランチの後、昼寝の前にメッセージが届いて、もしかしたら寄るかもしれないと言っていたとの事。 私にとってはいきなり・・・。 

まぁ上がってもらいましょう。 彼の奥さんはポーランド人の仲良しなのですが、今日は一緒じゃないの? 「彼女はやることあるらしい」と言うので、私が電話をしてみました。 彼女はお子さんの用事で出かけていて、夫が私たちのところへ来ることも知らなかった。 要するに喧嘩をしていたらしいです。 こっちへ来るように言ったのですが、既に他の予定を入れてしまっているとの事、仕方がない。 「最初っから夫が言ってくれれば、私もカオリのところへ行きたかったのに」と。まぁ喧嘩中はコミュニケーション不足になりますからね。

何も出す物がなかったので、ワインと冷蔵庫にあったチーズやサラミで・・・。

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冷蔵庫の中には必ずチーズが入っているので、こう言う時には便利です。 普段あまりパンを買わないのですが、たまたま前日のパンもあって良かったわ。 流れで我が家で夕食を一緒に・・・と思ったのですが、暗くなる前には帰って行きました。 何の為の訪問かは謎のまま(笑)。

翌日の日曜日、これ又冷蔵庫に眠っていたラザニア用のパスタシートを使ってしまおうと思い、だけどミートソースを煮込む時間が足りなかったので、カボチャと豚挽きでトマトソースなしのラザニアを作りました。 

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こちらのカボチャ、日本のカボチャのようにホクホクとした物ではなく、水分が多くてシャキシャキした感じ。 人参のような食感であります。 北イタリアではホクホクカボチャも手に入るようですが、シチリアでは無理。 このカボチャと玉ねぎ、豚挽肉、ベシャメルソースで簡単に作れてしまうこのラザニア。 しかも、ものぐさな私はフライパン1つで作ってしまいます。

玉ねぎのみじん切りとカボチャの角切りを炒め、そこにひき肉も加えて炒め、バターと小麦粉を入れてよく混ぜたら牛乳を投入。 少し煮詰めてナツメグを加えます。 オーブン容器にバターを塗って、パスタ、ソース、パルミジャーノと段々に重ねていき、オーブンに入れて20分くらいかな? あっという間に出来てしまいます。 焼いている間にフライパンを洗ってしまえば、キッチンもすっきり。 おすすめの一品ですよ。

パスタ好きな相方は、ランチにパスタがあればご機嫌であります。 そしてあまりパスタに興味のない私ですが、ラザニアなどオーブン焼きは結構好き。 これ、FBの食いしん坊グループに上げてみたら、色々な人が作ってくれました。 特に南イタリアに住む日本人、ナポリやプーリア、ソレント出身のご主人のいる方達が、「どうしてもソースはトマトばっかりになるので、トマト以外のソースで作る物が嬉しい」と。 分かります、分かります、そうなのよね、南イタリアはトマトソースばかりになりがちよね。

昨日は涼しくて、この秋初めてフリースを着用しました。 これからのシーズン、オーブンが大活躍します。 オーブン料理や煮込み料理って大好き。 又ラザニアを買ってこようと思っています。 今作ってみたいのは魚介のラザニア。 数年前にヴェネチアのトラットリアで初めて食べ、去年シチリアのファビニャーナ島と言うところで2回目。 その2つは別物でしたが、どちらも美味しかったので作ってみたいです。 基本的に魚介にクリーム系やチーズがご法度なイタリアですから、とっても珍しい物だと思います。 サーモンクリームのパスタは何故か浸透していますけど。 作ったらご報告しますね。

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