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#noteで世界地図を作ろう・ベオグラードから2

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

やっと晴れました〜。 お洗濯日和のパレルモです。 週末から又お天気が崩れるそうなので、せっせと洗濯機を回します。

リチャードさんとチェンナーさんのコラボ企画に参加しています。

旅行に行かれない今、過去の旅行を掘り返してお届けしています。 2018年4月に訪れたセルビアの首都、ベオグラード。 友人がいたのと美味しい物が沢山ある国で、とっても良い思い出が沢山あります。 普段のnoteも「食」が中心ですが、旅行記事もやはり食べることが中心となります。 観光名所も好きですが、その国の文化を一番良く、そして生活に密着した文化を伝えてくれるのは「食」だと思っています。 

しょっぱなから食べ過ぎ、満腹の初日を終えて、2日目。 相方がスピーチをするカンファレンスがありました。 クラッシックカーに関する物で、彼はシチリアで1906年から行われていたレース、タルガ・フローリオについて語りました。 このレース、形を変えて現在も行われているのですよ。 まぁそれがきっかけとなって私達知り合ったのですが。 

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出そうか出すまいか悩んだ一枚。 彼のスピーチです。 予め送っておいたスライドに友人N氏がセルビア後で字幕をつけていてくれたので、楽ちん。 英語でやる予定でしたがイタリア語で大丈夫でした。 クラシックカーで乗り付ける方も多く、結構盛大に行われました。 まぁこれはおまけで、この後友人宅にランチに呼ばれたのがメインです。

旧市街から車で20分位の所に住んでいるN氏家族、建物の外観はかなりボロボロでしたが、内装は綺麗にリフォームしてあって、モダンな素敵なお宅でした。

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N氏と3人の成人した子供達、親戚なども一緒にランチです。 楽しみ。 知らない土地での食事、レストランは勿論楽しみですが、誰かの手料理というのはもっと楽しみ。

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お肉が出るかと思っていたら、予想に反してパスタとサラダです。 パスタはフジッリというショートパスタに、具はチキンと野菜。 イタリアには存在しない鶏肉を使ったパスタ、日本では時々見かけますが、セルビアにもありました。 ちなみにスペインにもあるようです。 前に検索していたらイタリア語では全く該当なしですがスペイン語のレシピは出てきましたから。

そしてサラダはご覧の通り、素材によって分けられていてそれぞれ自分で組み立てます。 なんとなくアメリカのステーキハウスのサラダバーを思い出しました。 「パスタとサラダのランチ」と言っても、イタリアのスタイルとは大きく違うのが面白かったです。 こういうスタイル、私もやろうと思いながら、いまだに実行できていません。 果たしてイタリア人は受け入れるのでしょうか? 

外食では肉攻めなので、家庭では野菜を沢山食べるという事を理解できました。 自宅では野菜とチーズとハムやサラミは欠かせないとの事。 毎日お肉を焼くわけではないとの事。 考えてみたらそうでしょうね。

ある意味非常に簡単なランチなのですが、ここに暖かいおもてなしを感じるのです。 セルビア人の気質のせいなのかしら? ここでも驚いたことに、N氏の奥様、その妹家族、みんな英語を話します。 N氏の3人の子供達はもちろんです、1人は中国で仕事をしたことがあるので、中国語も!

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なんかねぇ、私と相方が取り残されないようにという気遣いなのか、とにかく話しかけてくれるし話題を振ってくれるのです。 優しい。 シチリアにいる時よりも日本にいるような気分を味わいました。 N氏ご自身がかなり良い方なので、そのご家族もみなさん素晴らしく優しいのですが、この優しさは前日に道を歩いていても感じたものです。

楽しいランチが終了し、おしゃべりも終わってホテルまで送って頂きました。 私達はちょっと休んでから出かけて、そんなにお腹は空いていないのに夕食へ。 暖かい夜だったので、外にテラス席を設けているレストランが沢山あり、その中の一つへ。 シチリアにいたら「夕食はパス」の状態なのに、ベオグラードは美味しいと気付いてしまったので一食抜くという事が出来ません(笑)。

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キュウリとトマトとカイマックというチーズのサラダ、初日のランチで食べて気に入ったので、この日も。

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肉を2皿では食べきれないと思ったので、1皿は野菜のプレート。 私は食べたい物リストの中から食べる物を決めていたので、相方が野菜をチョイス。 野菜を煮込んだラタトゥユのような物の上に、大量のチーズ。 イタリアでは常温で食べることの多いラタトゥユ(イタリアではカポナータ、厳密には違いがあるらしい)ですが、ベオグラードのそれは温かい物でした。 これ、普通のメイン料理を乗せるお皿の大きさなので、すごい量なんですよ、高さもあるし。 サラダとこれで十分だったのですが、既にオーダーしてある私のお肉。

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ジャ~ン! これこれ、これを食べてみたかったのです。 カラジョルジェヴァ・・・後半は発音できないのですが、そういう名前のお料理。 お肉で例のカイマックという白いチーズを巻いて揚げてあります。 味は想像できるのですが、やはり郷土料理の代表の一つという事なので、外せません。 それにしてもこれも大きい! 2人で「今日は完食、無理かもね」と。 ナイフ投入です。 切ると中から・・・

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じゅわ〜んとチーズが溢れでます。 見ての通り、お肉も厚みがあるのです。 イタリアのこういう料理は肉をかなり薄く叩いて伸ばしてありますが、この厚み! 申し訳なかったけれど、やはり完食できずでした。 2人でかなり頑張ったのですけど。 食後は長い散歩をしてホテルへ戻りました。 こんなに満腹で眠れるのでしょうか?

カイマックというチーズはシチリアでは手に入りませんが、別のチーズを使って似たような物は再現してみました、1回だけ。

ベオグラードの1週間、時間を追って書いていくと終わらないので、この後はサクッと進めていきます。 美味しそうな所を選んでね。 



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