見出し画像

庭のレモンが育っています

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

秋から例年よりも雨が多かったせいでしょうか、庭のレモンが沢山花をつけています。 渋いオレンジの木もあって、そのままでは食べられなくてマーマレードにしなくてはいけないのですが、その木も花をつけています。 シチリアでは年に3回レモンの収穫があると言われ、つまり何となくいつも花がついている、花と実が一緒についている事が多いのですが、この時期にオレンジの花というのは珍しい事です。

柑橘系の花を総称して「ザガラ」と言います。 ものすごく良い香りで、香水にも使われているのですよ。 大好きな香りの一つです。 「ザガラ」という蜂蜜も存在します。 これってシチリアだけかしら? つまり色々な柑橘系の蜜が混ざっているという事です。

画像1

レモンの花は蕾は薄いピンク色、花が開くと白くなります。 しかししかし、これだけ花が咲いても全部が見になってくれるわけではありません。 蜂や蝶々がやってきて、ちゃんと受粉してくれないとダメなんです。 当たり前か・・・。 今の時期、蜂は時々くるけれど蝶々は難しいし、どれだけちゃんと実になってくれるのでしょうか?

昨日の散歩の後、急いで用意したランチはリゾット。 最近リゾットの出番が多いです、とくに理由はないのですが。 昨日の具はブラウンマッシュルームとラディッキオ。 この組み合わせは意外と美味しいのです。 

画像2

頼りないベランダのパセリのみじん切りも乗せて。 ラディッキオから色がついて、全体がこんな感じになります。 

この組み合わせ、ラザニアも美味しいです。来客の時に普通のラグーのラザニアを作るとかなりお腹がいっぱいになり、メインを何にするか悩みます。 ラザニアの後に魚というのは流れとして今一つだし、かと言ってメインをお肉にすると「肉だらけ」の感じ。 だから野菜ベースのラザニア って便利で都合が良いのです。

夜は雨が降り、今も再びお天気が怪しいパレルモ地方。 明日の大晦日と元旦のための買い物をしなくてはいけないのですが、まだ作る物もきちんと決まっていません。 悪天候が多いので、魚屋の店頭に並んでいる物は大した事がありません。 考えてみたら日本では大雨の日やその翌日でもスーパーに同じように魚が並びますが、こちらは天気が悪いとすぐに影響が出ます。 夕方から夜にかけて大雨、強風だと漁師さんが網を張りに出ないわけで、そうすると翌日魚の種類も数も減るのです。 元旦に義弟がランチに来るので魚にしようかと思っていましたが、無理かも・・・。

今日は床にモップをかけます。 年内最後の掃除の日。 隅々まで磨くことはしませんが、一応ね。

例年と違って慌ただしくない12月。 クリスマスプレゼントを買いに走ることもなく、クリスマス自体もとっても質素でしたから、なんとなく年末という気分がしていません。 ごく普通に時間が過ぎています・・・。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?