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ピーマンの肉詰めは美味しい・・・、そして今を生きる


シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

椎茸とかピーマンの肉詰め、美味しいですよね?
好きです。

だけどシチリア(もしくはイタリア全体)のピーマンや日本でパプリカと呼ばれている物は巨大であります。

それはそれで適した料理があるわけで、そして美味しいわけで、大好き。
でも時々食べたくなるピーマンの肉詰めを作るには大き過ぎるのです。

大き過ぎると何が不都合かって?
う〜ん、私の望む日本のそれとは全く違ってしまうってこと。
肉厚すぎるパプリカで、どうも違う物になってしまうのです。
そして料理する時間も変わってくる、肉厚のイタリアのパプリカは料理に結構時間がかかるのです。

先週の日曜日、ちょっと遠出をしてマルサラ地方へ行った時、パーキングスペースのすぐ横の広場に青空市場が出ていました。
そこで見つけたのが小振のパプリカ。


比べてみると日本のものよりはかなり大振りですが、こちらでは小さい方です。
で、これを見た瞬間「肉詰め」が頭をよぎりました。
そして500g購入、なんと驚くべく値段1ユーロ(150円)!
嬉しいわ〜。

翌日早速作りました。


日本の皆さんにとっては別段感動もない代物だと思いますが、肉薄のピーマンてななか手に入らないから私としては嬉しいのです。

付け合わせはきゅうりとトマトの中華風サラダ。
ごま油とお醤油使用で、相方に好評。
アジアンマーケットで見つけたキャベツも柔らかく、バターとコリアンダーシードでソテーにしました。

日本だったら手抜きと言われるかもしれない夕食ですが、私としてはなかなか頑張ったのですよ。

しつこいけれど小さめのピーマン(パプリカ)、割と細めで締まったキュウリ、柔らかめのキャベツ、この三つが揃うだけで奇跡ものですから。

ところ変われば・・・ですよね?
ある場所では簡単に手に入る物が、場所が変われば全く手に入らない。
だから今目の前にある物に感謝です。
いつか・・・、例えば老後日本に住んだら、お気軽に手に入った生ハム、パルミジャーノ、ブッラータを懐かしく思うのでしょうからね。

だから、今を生きようと思います。

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