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夏の食卓

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

なかなかお天気が安定しない今年のシチリア、例年だったら毎日のように海へ出掛ける時期だけど、今年はまだ一度も水着を着ていない。 コロナの事もあって、いくら規制がほぼなくなったとしても、自分自身で気を付けて生活をしていかなくてはいけない。 ソーシャルディスタンスを保つ事の難しいビーチ、もう少し待とうと思ってる。 そしてお天気がねぇ。 晴天かと思うといきなりどこからか雲が出てきて、お日様を隠してしまう。 風が強い日も多く、家から海を見ていると、表面に白波が立っている事も多い。 

だけど、食卓は段々と夏仕様。 定番のナスとトマトのパスタ、この前もアップしたけれど今回はショートパスタ、リガトーニで。

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この形状のパスタで作るのが本家本元と言われているけど、スパゲッティで作る物もちゃんと市民権を得ている。 基本的には数あるパスタの形状の中でも、私は細めのスパゲッティが好き。 だけれど本家本元と言われるだけあって、リガトーニとの相性は抜群。 この日はナスはスライスして、オイルをかけて暫く放置。 その後フライパンで焼いた。 最近いつもこのやり方。 揚げるとナスがオイルを吸い過ぎてしまうので、ソースと合わせると油っこくなってしまう事を避けられる。 かと言って、焼きナスで作ると全くの別物になってしまう。 スライスしたナスを焼いたら、その後更に細切りに。 トマトソースと合わせて少々煮込み、茹でたパスタと絡める。 でもこの切り方はスパゲッティの方が合うのだった、間違っちゃった。 リガトーニの時には角切りの方が合う。 

そして我が家の夏の定番、具沢山サラダ。

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これはシチリアの定番でもあって、レタスを入れないサラダ。 インゲン、トマト、茹でたポテト、アンチョビ、そして紫玉ねぎ。 黒オリーブがあればもっといいのだけれど、切らしていた。 ゆで卵を加えると、フランスのニース風サラダになちゃう。 ツナや、角切りのモッツァレッラを加える事もあり。 インゲンをサラダに使うのもイタリアに住み始めてから覚えた事。 フィレンツェ時代にインゲンとツナのサラダ(トマトやレタスも入っていた)と出会い、結構びっくりした覚えがある。 フランスでニース風サラダは食べていたのにね。 そしてそれからは夏場はサラダにインゲンを加えるようになった。 それがシチリアへ来てみたらレシピ本にも乗るような郷土料理だと知って、ふーんと唸ってしまった。 夏場だけなのは、秋以降インゲンが姿を消してしまうから。 だから今の時期、せっせと食べている。 

因みにこれ一皿で立派な食事となるのがシチリア。 多分シチリア以外の土地でも、夏はこんな物で食事が終了という事が多いみたい。 楽ちん。 

もう一つはミートローフ。 これは夏だからというわけではないけれど、冷めても美味しいので時々作る。

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間にアスパラを入れたのだけど、これまた失敗、最初に下に敷いておけば、ひっくり返した時に上にアスパラが見えて綺麗だったのに。 オーブンに入れてから気が付いた、時すでに遅し。 オーブン料理は楽だから、頻繁にオーブンを使う私。 ハンバーグを焼くよりもずっと簡単で、側に付いていなくても良いのでズボラな私にはぴったりの調理法だと思っている。 

そろそろ10時。 今日のランチは何を作ろうか?


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