これはこれで良い・・・のお寿司
シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。
先週相方の弟とその娘と4人でお寿司を食べに行きました。 近所にできたお店ではなく、もう数年前からあるパレルモ市内のお店です。 姪っ子大の寿司好き。
ここも中国人経営で、中華料理もあります。 その辺は他の多くのお店と同様です。 そしてAll Yuo Can Eat と言うシステムで、一定料金を払うとメニューから何を食べても食べ放題。 だけど残したらそのお皿の分を支払わなくてはいけません。 食品の無駄防止であります。
大体どこのお店も夜は25€(3千円?)くらいの値段設定となっています。 飲み物とドルチェは別料金。
巻物色々、私はスープも飲んだし、春巻きやら枝豆やら、相方の弟はチャーハンを頼んだり・・・。 もうめちゃくちゃであります(笑)。
そしてその後、この写真をFBにあげたのです。
数年前と比べると、とにかくご飯がおいしくなっています。 質も良くなったし炊き方も上達し流のが嬉しい。 黄色いのはサフランソース、クリームチーズが乗っていたり、サーモンには照り焼きソースがかかっていたり・・・。 毎回同じことを言っているような気がしますが、「別物だと思って食べれば美味しい」のです。因みに照り焼きソースがかかっているサーモン、エビフライを巻いてあります。 天むす感覚ね。
FBに初めてシチリアのお寿司を載せたわけではないのに、今回は物凄く良い反応が返ってきました。
美味しそう、これは全然ありでしょう、これからのお寿司は純日本にこだわる必要ない、ワイワイごちゃごちゃカジュアルに食べるお寿司最高、世界のお寿司大歓迎、などなど。
日本に住んでいる日本人のコメントです。
結構意外で不思議な気持ちになりました。 日本人はお寿司にはこだわりがあってうるさいのだと思っていたのでね。
でも考えてみれば日本人は外から入ってきた料理を上手くアレンジしていますよね? パスタもフライドチキンもビーフシチューもラーメンも。 50年近く前に「スパゲッティ・ナポリタン」なるものが存在していて、イタリア人はそんなこと全く知らなくて、ケチャップを使ったパスタなんて知ったら激怒するわけで、でも日本人は美味しく食べていました。
それを考えれば外国人がお寿司をアレンジして何が悪い? 30年以上前にカリフォルニアロールがアメリカから逆輸入された時だって、日本ではまだアボカド自体があまり知られていなくて、それをお寿司に? アボカドに醤油? みたいな感じがあった・・・。
だから私の友人達は正しい、こう言うお寿司があっても良いのです。 個人的にはあまり甘いのが好きではないから、照り焼きソースはなくても良いけどね。
そうそう、最近は炙りも出てきているのですよ。
サーモンの炙りが美味しかった。 そしてその横、サーモンのタルタルをサーモンで巻いてあります。 中には勿論酢飯。 軍艦の変化球? 学ぶところありますねぇ。
シチリアに遊びに来て下さったら、イタリアン、シチリアンだけではなく、一緒にお寿司も食べに行きませんか? 自宅での手巻き寿司パーティの時の参考になる物が出てきそう。
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