ひるしゃん

1980年代前半生まれ、編集者を経てIT企業のマーケターに。下町ヒッピー。水辺で夕方の…

ひるしゃん

1980年代前半生まれ、編集者を経てIT企業のマーケターに。下町ヒッピー。水辺で夕方の風をつまみに飲むのが生きがい。街のちょっとした情報やぼんやりした脳内をそのまま。

最近の記事

SUNAMACHI DIARY vol.4「Gelateria KARASU (ジェラテリア カラス)」

砂町銀座のダークホース「砂町文化センター通り」明治通り沿い側の砂町銀座の入口からしばし5分程度。まっすぐ丸八通り沿いに向かい、唐揚げや天ぷら、点心などの誘惑を振り切りながら歩き、サンドラッグの門を右にまがる。 すると「砂町文化センター通り」 に入る。なぜかこの通りにには個人店の居酒屋や洋食店など、気になるスポットがシニカルに点在している。なんでややキャットストリート化してるのだろうか…この回答が出せず歯がゆい。 通りの中盤、左手の一軒家の1階に明るく優しい風情で迎え入れて

    • SUNAMACHI DIARY vol.3「銀座ホール」

      意図せず任命された出張やギリギリ2点足りずに受けた夏休みの補習のように「なんとなくの連帯感」をもってだましだまし乗り切っていたパンデミックは非日常から日常へスライドした。 テレビからは「2年ぶりの制限なしの大型連休です」というナレーションとともに混雑した空港の映像が流れるが、東京の感染者数は2年前の約20倍だ。「はやくコロナ終わらないかなぁ〜! 今日は仕方がないからUber Eatsでちょっと豪勢に注文しちゃうぞ」なんて部屋でゴロゴロしていたころが懐かしい。今日も、静かに飲

      • 【閉店】SUNAMACHI DIARY vol.2「桃山食堂」

        長かった緊急事態宣言が開けた。 私たち世代は戦争を経験しなかったが、ウイルスが蔓延し未知の恐怖と戦い続けるという歴史的な出来事を体験している。一体全体だれが予測しただろうか。私は楽観的なタイプではないため「ウイルスが〜!」と叫び、コロナに罹患してしまう夢を何度となく見た。自覚症状がないにもかかわらず、外出したあとには何度もPCR検査を自費で受けた。10万円ほどははたいただろうか。陰性であると通知がきても「検査を受けた帰り道で感染してたら意味ないよな…」とまで、思うほど、敏感

        • SUNAMACHI DIARY vol.1「竹沢商店」

          都営新宿線・西大島駅から徒歩約25分、砂町銀座商店街のはしっこにある焼鳥店「竹沢商店」の焼き鳥を食べた。 平日休日かかわらず行列ができており、行列店に対するうがった見方しかしていなかったがために、行列の所以を追求することもなく、人の列を横目に商店街を突っ切り、その先にある荒川目指して散歩すること50回。ものぐささから「ここは…ミーハーなスポットだ」と在住者御用達店リストから勝手にはずしていた。 が、しかし砂町銀座商店街の魅力は外から人を呼ぶ。「商店街をぶらぶらしたい」

        SUNAMACHI DIARY vol.4「Gelateria KARASU (ジェラテリア カラス)」

          SUNAMACHI DIARY vol.0

          noteが人気になってから、ずっとここでなにかを書いてみたいとおもっていたけれど、人様はおろか、自分ですら満足しそうなトピックスが全く思いうかばず「書いてみたいなあ」がずっと浮いていた。 目的もなく、ただ徒然となにかを書くのもよいかもしれないが、せっかくだから誰かがふっと目にしたときに、少なくとも「ふーん?」くらい思ってもらえるものがよい。 そんなこんなで数年経ち、これかもしれないと思える出来事があった。 砂町銀座商店街への引っ越し。 都営新宿線西大島駅から徒歩10分

          SUNAMACHI DIARY vol.0