眠りの本当の理由

頬に刺す暖かい光。

一瞬自分がどこにいるのかわからなくなる。

なんだか冒険をしていたような気がするんだけど。

ベッドの上に横たわっている自分に気づき、ついさっきまでいた壮大な景色は消え去っていく。

あれ？夢を見ていた気がする。

その頃には意識が戻り、目が覚めた自分をしっかりと取り戻す。

夢の中の世界が好き。

だってなんだって出来るんだもん。

いろんな経験もできるし、普段味わえない感覚を覚えることもある。

高いところから落ちたり、火事にあったり、ピストルで撃たれたり。

なんだか物騒な夢が多いけれど、一番困るのはトイレがどこも使えない時。

もちろん、普段から考えていることや不安が夢に現れることもあるし、綺麗な景色にドキドキすることもある。

でも、ほとんどの場合おそらく夢は忘れてしまっている。

なぜ夢を見るのだろう。

心の安定のため？希望を叶えるため？

本当の答えは、宇宙と繋がるため。

元になる魂と繋がって、自分がなぜ生まれてきたのかを思い出すために私たちは眠り、夢を見る。

なるほど。

不思議な能力を持っているわけでもなく普通に生きてきた私は、そんな素敵な考えもあるのかくらいにしか思っていなかった。

でも、そのエネルギーをしっかりと感じることで、自分が生きる意味を明確にすることで、眠るということの本当に意味がわかった。

人は死んだらどうなると思う？

宇宙に帰る。

その時どう感じると思う？

それは目覚め。

そう。私たちは今、夢を見ている状態なのだ。死んだ時に目が覚めて、今私たちがこの地球上で経験している人生は夢だったと気づく。

今、私たちは夢の中にいる。

だったら、思いっきり生きようよ!

夢から覚めた時、なんだ夢だったらもっと大胆に行けばよかった、なんて思うでしょ？

それと同じ。この人生から目が覚めた時、あーやってればよかったなんて後悔しないように、やりたいこと全部やり切るつもりで生きようよ。

だって、今生きている人生は一つの長い夢なのだから。

だから、眠っている時は、そっと宇宙の根元にいる意識と繋がることが出来る貴重な時間。

夢を見ることで、自分はなぜこの人生を生きているのか気付かせてくれる。

だから、ゆっくり眠ろう。

寝る前に心を整えて、本当の自分に語りかける。

なりたい自分を思い描く。

朝目覚めた時は、その夢現の時間を愉しもう。

何か大きな気づきがあるかもしれないし、今日１日をどう過ごすかが明確になるかもしれない。

だから、眠りの時間を大切にしよう。